やれやれ、ワイバーンを倒しに行くぜ
ワイバーンの群れとの出会い!Σ( ̄□ ̄;)
冒険者達に村人の避難を指示し、俺は一人ワイバーンへ向かう。
やれやれ、勝てるといいんだがな。
孤独に歩き続けると第六感に反応があった。もうすぐワイバーンが見えそうだな。やれやれ、倒せるかね?
「グギャー!」
「グギー!」
「キェー!」
さらに歩くと、なるほどあれがワイバーンか。紅色の鱗に肌色の皮膚、体の大半を占める翼をはためかせこちらへ向かってくる。
数は……500くらいかな? やれやれ、とんだ大群でお越しになったもんだ。
「やれやれ。大変な仕事だな、冒険者ってやつは」
ワイバーン達も俺に気づいたらしく、30体くらいがこちらへ降りてきた。話が通じるといいがね。
「グギャギャー!」
「グギギー!」
……やれやれ、何て言っているかわからないな。チートで翻訳しよう。
「愚かな人間よ!」
「たった一人でのこのこと現れおったか!」
やれやれ、ずいぶんと見くびられたもんだ。
「お前達のリーダーはどこだ」
「ほう、俺たちの言葉がわかるとはな!」
「人間のくせに見上げた根性だ!」
「我がリーダーだが」
ワイバーンの中でも一際大きいのが奴等の後ろから現れた。目が金色に光っている。
「ワイバーン、お前達の目的はなんだ」
「知れたこと。これから王都へ襲撃をかける。その途中にある村でウォーミングアップでもさせてもらおうと思ったまでよ」
「そうか。ならば止めさせてもらうぞ」
「ほぉぉぉう? 小さき人間一人で歯向かうか。面白い、出来るものならな」
「ハーッハッハ! こいつ頭がおかしいぜ!」
「可哀想に! これからボロボロの肉片にされちまうのによ!」
ワイバーン達が笑いだす。やれやれ、咆哮が煩いぜ。
「我が手を出すまでもなかろう。やれ」
「ハハー!」
リーダーの合図で10体ほどが襲いかかってきた。やれやれ、戦わざるを得ないって訳か。
「……後悔するなよ?」
俺はただ立ち、待ち受けた。
まあまあの
きりょくをこめた
ぐれんに燃える
そいそーす