表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/61

やれやれ、襲撃らしいぜ

呼び出されたナロウ。なんだろう?( ; ゜Д゜)

 俺を呼んだゲッヘ達の方へ向かうと、冒険者だけでなく村長達まで集まっていた。


「どうしたんだ」


「大変ですぜ旦那ぁ!」


「ワイバーンの群れがこの村に向かっているらしいのです」


「ゴブリンわかる。ワイバーンつよい」


 それほどまでに強いというのか?


「ワイバーン1体にA級冒険者10人は必要とされているんだ! だってのにワイバーンの群れだってぇ!?」


「その数は目測で数百だと……!」


 なるほどな。やれやれ、それは困ったことになったもんだ。


「やべぇ! この村にいる冒険者だけじゃあっという間にやられちまうぅ! かといって今から街まで応援を呼ぶには遅すぎるぅ!」


「駄目だぁ!! おしまいだぜ俺たちぃ!!」


 頭を抱える冒険者達。戦えるほどの力のない村人にいたっては天を仰ぎ諦めの境地だ。やれやれ、とんだ絶望ムードだな。


「私はこの村と運命を共にします……」


「村長さん……」


「人生というものはいつかは終わるもの。それが今日だったということでしょう」


 ……やれやれ。お通夜にはまだ早いと思うがね。


「……ワイバーンはどこから来ている?」


「ひ、東の方ですが……まさか!?」


「だ、旦那ぁ!? やる気なんですかいぃ!?」


「いくら旦那でも無茶ですぜぇ!? 危険過ぎるってもんだぁ!!」


 やれやれ、心配されてしまった。だが俺の心は変わらない。


「お前達に無理はさせない。だが俺のこの命は誰かを助けるために生まれたと思っている。ワイバーンがどれほど強いかは知らないが、村人の避難する時間くらいは稼げるだろうさ」


「だ、旦那ぁ……!!」


「旦那は冒険者の鑑だよぉ!! これはもはや勇者だぜぇ!!」


「な、ナロウ様……!!」


 やれやれ、またみんなからあがめられてしまったようだぜ。やれやれだな。

マズいな……

サっきから

ツくつくほうしが

グれた

様子なんだ……

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ