メイビィべリィ
誰にでもある気持ち
誰にでもある想いのかたち
届かない、伝わらない、泣いてしまった時間は
流した涙は
もう元には戻らないけれど
大きな世界で、誰かの人生の中で
今声にだした自分の言葉なんて一瞬かもしれない
記憶になんて残してもらえないかもしれない
いつか忘れてしまうかもしれない
でも全部の本当は嘘じゃないから
<携帯向け小説として作りました。PCじゃちと読みにくいかもしれませんがそこはご愛嬌で宜しくお願いします。短いですが、誰にでもある、誰でも思うちょっとしょっぱい話です。気軽に一読どうぞ、>
いつも見てた
毎日が
酷く
鮮やかだったから
見えない何かに気が付かなくて
もう戻れない から
だから
春はもう終わって
鬱陶しい雨が続いたのは6月に入ってからすぐ
何も変わらない
変わろうとしない毎日の中には
何でもない自分がいて
誰かがいて
あたしだけが好きなあの人もいて
見れるだけでいいと、思ってた
それだけ だったのに
大きい、もう抱えきれないくらい大きな片思いは
辛くて
苦しくて
寂しくて
悲しくて
相手の心が解らないと
どうしようもなく泣きたくなって
誰かにすがりたくなって
どうしようもない話を
聞いて欲しいとも言えなくて
小さな子供みたいに
わあわあ泣いていたくなった
あの人のこと、
思うたびに
左胸が焼けるように痛くなるから
好きだと言えたあの日
困ったような顔をされた瞬間に
本当は逃げ出したくなったのに
足が 動かなかった
意気地なしだな と思ったのに
あの人は「ごめんね」って言ってくれた
本当は嫌だったはずなのに
あたしからなんて迷惑だったはずなのに
優しい声で「気持ちは嬉しい」って言ってくれて、
本当に泣きたくなった
でもそんな 格好悪いことできなくて
我慢して、もう顔も見えなくなった瞬間に
ボロボロ泣いた
自分馬鹿だなって
断られるんじゃないの?って
何度も何度も思ったくせに
好きな気持ちを止められなかった
止められなかった
溢れてくるんだ
勝手に
自分の意図しない所で
いっぱい、たくさん
あの人に向かっての「大好き」って思う心が
気持ちが、全部
あの人にとって
それは 迷惑以外の何でもないの解ってたのに
隠し通せなかった
そんな弱い自分が大嫌いで
もっと、もっと
何かあの時に言えることがあったのに
でもまだ
思ってるなんて
まだ好きなんだって
何度も 何度も
涙が出るたび 思うから
好きっていう気持ちは
ただの感情でも何でもなくて
ただ理由もなく
ずっと 何もなくても
頭の中にその人のことがあって
何をしても消えなくて
どんなに忘れようとしても
隅のほうに残って
残像を消さなくてもいいなら
ずっと
夢でいてくれたら
よかったのに
どれほど泣いて夜を過ごしたんだろう
あの空に沈むくらいに
もう届かないほど
思い続けてる
どれほどの時間を想ったんだろう
流れた涙
掌から溢れるほど、
目の前が霞むほど
もう会えないと思うほど
苦しくなるのは我侭でしょうか?
もう会わないと思うほど
不釣り合いになっていく気持ちは
忘れられないあたしをずっと
今よりもっと
独り置いて
今よりずっと
弱くする
惹かれてくほど
泣きたくなるのは
もう届かないって
響かないって
知ってるから
それでもいいの
もう
本当、は伝えたから
あの人には届かなかったけれど
いつも見てる毎日に
いてくれただけで
酷く
鮮やかだったから
見える何かも気が付けなくて
ただ自分の気持ちだけが
空回りした
涙が出たのは嘘じゃなかった
あの人を好きなのは嘘じゃなかった
弱虫なあたしは嘘じゃなかった
好きなのは
嘘じゃなかった
左胸が痛いのは
全部真実だったから
だから―――――――
最後まで読んで頂いてありがとうございました!
そして長い後書き↓
初の携帯向け・・・・ということでどきどきでした
最近ユニークのアクセスで携帯の方が多いので、頑張ってみました。
でも下手ですません、至らない部分の方が多くてご期待に添えられなかったかもしれませんが、
日々精進です、頑張ります
連載中のでも毎度思うのですが、短い文章の方が大変ですね
短編の方が難易度が高いです(涙)
もっと良いのが書けるように、たくさん勉強しなくてはっ
いつまでもうじうじ泣いてたらダメですね、
昨日より今日
今日より明日
明日より今の自分
全部自分に繋がってく毎日に
少しでも悔いが残らないように
では、最後までお付き合いありがとうございました!
次回もよろしくお願いします