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PRICE-プライス  作者: タヌキ
1/8

プロローグ

"プロローグ"


少女は夜の森を走っていた。手には杖を持っている。

先端が人の指先みたいな奇妙な杖だ。血を連想させる色合いといい、とても趣味のいい代物とは言えない。


「くそ、明かりのあるうちに仕留めて置くべきだった」


ダンッ

不意に銃声が聞こえる。

しかし狙いは大きく外し、離れた木に命中する。


「そこ!」


今度は少女が、杖を銃声のした方に向ける。


「はい残念。暗闇だと<人刺し指>が使えないと思った?」


杖の向けた方向で何かが倒れる。少女が近寄って見ると、黒いコートを着た男が倒れていた。地面には男の血が、池だまりを作っている。


「だから言ったのに。君じゃあ私には勝てないって」


少女が懐からナイフを取り出して男に向ける。


「せめて苦しまないように、早く殺してあげる」

ナイフを振り下ろす。


それはとある一夜の出来事。

とある少年が辿る、悪夢の始まりの夜だった。








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