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第039話

唐突ですが、最終回です。

 内乱も無事終了し、先王が公開処刑されてから早一か月。今日はベタルリア王国とピース王国の間で正式な国交条約締結が行われる。


 この間、各国に潜ませていた裏部隊を全て壊滅させたり、ピース王国で亡くなられた兵士達への補償をベタルリア王国が行うことになったりと先王のやらかした事の尻拭いに追われていた。


「これより、両国国王の調印が行われます。勇者様、見届け人として中央へ御出でください」


 おっと、行かなくちゃ。


「では、両者の調印を見届けます。ここで交わされた内容は、勇者リリン及び神の名において調印後に即効力を発揮することを宣言します」


 カっちゃんと王子、いやもう王様か、がそれぞれの羊皮紙にサインし、更に交換して再度サインを入れる。この羊皮紙、内容は全く同じものが書かれていて神様のお墨付きも貰っている。そのため、この内容に反する事を意図して行った場合は両国民に知らされ、更には神罰も落とされるというかなり強い契約になっている。


「これにて、両国の調印が正式に行われ、両国間の国交が樹立しました。両国間の更なる交流、発展を願い、調印式を終わります」


 終わったー。これで肩の荷がおりた感じがするよ。

 おや?あそこの気配だけおかしいね。この期に及んでいらない事はして欲しくないんだけどなぁ。


「衛兵!そこの五人を即刻捕らえなさい!裏部隊の残党です!」


 私の言葉に新たに編成された衛兵達が五人を取り囲み、捕縛していく。五人はそれなりに高い戦闘能力を持っていたが、私と元衛兵さんが直々に鍛えた新衛兵だ。数で勝っている以上、負ける事は無い。あっという間に五人は連行されていった。


「そいじゃま、私はそのまま旅に出るよ。皆はどうする?」


 私の問いかけに、ゲネート、クワイト、カリーネさんは三人ともついてくると答えた。王都に戻ればそれなりに高い地位に就くことが約束されているが、皆そんな地位より各地を見て回る方が楽しいと感じていたのだ。


「一旦王都に戻ってから、度に出発する?準備は大丈夫?」

「俺は大丈夫だ。いつも通りの分しかないからな」

「勿論、準備は終わらせてある。このまま出発しても問題ない」

「こうなることは予想できてたからね。私も問題ないわよ」


 そのまま出発しても良かったが、一応新王に挨拶してから出発しようという事になり、私達は新王の居る所へ移動した。


「それじゃ、私達はゆっくり旅に出てきますんで、ここでお別れです。皆さん頑張ってください」

「え、リリン様旅に出られるのですか?是非ともこの国の立て直しに協力して頂きたいのですが」


 新王がちょっと狼狽えている。まぁ、内乱も殆ど私と私の作ったゴーレム達で対応したからねぇ。


「なので、ゴーレム隊に命令を下せる水晶を作りました。これを使ってください。あ、でもあんまり変な命令をすると動かないこともあるかも」


 私は水晶玉を懐から取り出すと、新王に渡す。これは例の元上司達を水晶玉で命令していた先王のやり方をパクらせてもらったのだ。

 一応水晶からの命令には従うが、あまりにも不条理な命令やベタルリア王国以外の国への侵略行為には拒否するようにしてある。こいつらはあくまでも治安を守るためのものなのだ。

 例外は諜報ゴーレム隊で、こいつらだけは外国にも出かける。これは情報収集を任務とするためであり、戦うわけではない。戦闘になったら逃げてくるようにしてあるのだ。


「分かりました。治安維持及び未だ反攻的な国内貴族領の平定に使わせて頂きます」


 新王は水晶玉を恭しく受け取ると、私にそう宣言してくれた。本当に良い王になってくれることを願うよ。


「よし、じゃあ皆、出発だ!」


 取り敢えず、アルファーノ王国に行こう。置いてけぼりにしたナナコちゃんが、待っているだろう。カっちゃんから連絡入れてくれてたはずだから、大人しく待ってくれているはずだ。そのあとは、気の向くまま、ふらふらと旅を続けよう。これからが本当の旅の始まりなのだから。


ここまで読んで頂きありがとうございます。


やはり、行き当たりばったりだとあちこち無理が出たり、人名や国名を忘れてしまうことがあったりして中々筆が進まないときもありました。

今回も最終回にしようか、それとも水戸黄門ばりに諸国漫遊記でも続けようか迷ったのですが、明確なビジョンが浮かばなかったので最終回にすることにしました。


次も考えてはいますが、きちんとプロット作ってから始めようと思います。

拙い作品ではありましたが、読んで頂きありがとうございました。

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