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第033話

かなりほったらかし状態になっててすいません。

決して艦〇れのイベントで沼っていたわけでは…。

いえ、そのとりあえずHey!提督でE7クリアはしましたけどね。

「あのクソ王、何とかしたいね」


 マーガレットちゃんからニンジョールノの情報を聞かされた私は、クソ王に対して殺意が湧いてくるを止められなかった。ホント、碌な事しないな!


 この一件の元々の要因は、ヨクブケーノの領主が王の腰巾着だったことにある。

 私が新たな街道を作ってヨクブケーノ領を通らないルートを構築してしまったので、そっちの収入がガタ落ちしてしまったのだ。当然領主の懐事情も厳しくなってくるので、王に泣きついたというところだろう。


「それで、あの、ニンジョールノの街は…」


 マーガレットちゃんがおずおずと聞いてくる。そうだね、そっちをまずは何とかしないといけないね。でも、ただ追い払うだけじゃまた来るだろう。いっその事こっちから打って出てみようか。


「そうだね、ちょっと竜を連れて行ってみようか。一匹だと討伐しようとするだろうから、十匹くらい連れて行こう。ちょっと行ってくるね」

「え、りゅ、竜ですか?いつもは討伐してるんですよね。飼いならしているんですか?」

「うんにゃ、あそこのボスっぽいのに顔が利くだけ」


 レッドドラゴンって、古竜の眷属だって言ってたよね。なら古竜はあそこのボスだ。早速古竜に連絡を取ろう。ゲートは前の場所でいいか。


『あのー、古竜なら直接会わなくても念話が使えますよー』

『あ、神様。そうなんですか、ありがとうございます!』

『いえいえ、最近忘れられてるかなーと思いまして。つい出てきてしまいました』


 ぎっくぅ。すいません、最近は色々と忙しくって、神様とのお話は後回しにしてました。


『ちゃんと覚えててくれてたら良いですよ。』

『はい、今晩また連絡します』


 あ、マーガレットちゃんがきょとんとした顔をしている。神様とお話してるときは、そっちに意識とられちゃうから急に黙り込んで百面相始めたように見えるらしいんだよね。


「あ、今から念話でそのボスっぽいのに連絡とるから。行くのは明日で良い?」

「は、はい。お願いします」

「なら、今から連絡するね。ちょっと待ってて」


『古竜さーん、聞こえるー?』

『何じゃ、お主か。何の用じゃ』

『レッドドラゴンさんを何匹か貸してくれない?』

『殺さぬのなら構わぬが、どうするのじゃ』

『知り合いの街が軍に攻められてるから、助けに行くの。レッドドラゴンさん達はハッタリにしか使わないから、居るだけだね』

『それなら問題無いぞ。ついでだから、わしも行こう』

『それは嬉しいけど、それなら一旦こっちの村に寄ってくれない?私達を乗せて欲しいの』

『良いじゃろう。レッドドラゴン達も一緒に来るが、混乱して攻撃して来ぬようにするのじゃぞ』

『わかったー。ありがとう』


 その後時間とかも決めて、私はマーガレットちゃんにレッドドラゴン達と古竜が来ることを伝えた。ついでに移動も竜で行うことも。マーガレットちゃんは「竜に乗るなんて」なんて言ってたけど、私と仲間達は乗ったことあるから問題ないよと言っておいた。

 勿論、その後村長経由で村中に竜が来ることと、攻撃はしないようにという通達を出してもらっておくのは忘れなかったよ。そして、夜は久しぶりに神様とだらだら長話をして過ごした。


 次の日、約束通り古竜とレッドドラゴン達がやってきた。古竜は村の外に降り、私達はそれを出迎えた。


「古竜さん、今日はありがとう」

「こ、古竜様、ありがとうございます」


 私の軽い挨拶の後に、マーガレットちゃんが古竜さんに頭を下げて感謝する。古竜さんは早く乗れとばかりに首を下げるが、感謝されて少し嬉しそうだ。


「じゃ、行ってきます!」


 私とカリーネさん、そしてマーガレットちゃんが古竜に乗り、一路ニンジョールノの街へ向かう。既にマーガレットちゃんが脱出してから二日だから、余裕がない。でも、竜の飛ぶ速度ならすぐだ。ほら、もう街が見えてきた。


「うん、まだ包囲しているだけだね」

「父が謀反の証拠があるのならそれを示せと反論し、それに対して明確な証拠が出せないのと、変に攻撃して街を壊してはせっかく豊かになった街がまた寂れてしまうと考えたからでしょう」

「ふーん。でも、こうして包囲してたら、やっぱりこの街には大打撃だよね」

「そうなんです。商人達が通らなくなりますから、流通に影響が出てます」


 これだと本末転倒だろう。多分街をできるだけ壊すなとは言われたんだろうけど、包囲するなと言われたんだろうな。それとも、すぐに降伏するとでも思ったのだろうか。


「では、レッドドラゴン達は、城壁の四隅を中心にホバリング。決して攻撃はしないで。あと、街中ではなく外の方を向いておくように」


 私の指示を、古竜がレッドドラゴン達に伝える。レッドドラゴン達は数匹単位で四隅を中心にホバリングをし、外の王国軍に威圧をかける。城壁の上のニンジョールノの衛兵達も驚いているが、この街を守るように配置されたドラゴン達を見てほっと胸を撫で下ろしていた。


「さて、私達は正門前に行きましょうかね」


 古竜に正門前に移動してもらい、私だけ降ろしてもらう。と言っても五メートルくらいのところから飛び降りるだけだけど。


「な、何者だ!」

「私は勇者リリン。この街は私と友好関係にあるのだが、何故ありもしない謀反の罪で攻めてくるのか。私を納得させなければ、王国軍は全滅するものと思え」

「ゆ、勇者だと!勇者リリンは旅に出ているはずだ!そうそう戻ってこれるわけがない!」

「勇者には、あなた達にはできない事もできるのです。さて、あと十数える間に帰るか戦うかを決めてね。いーち、にー」

「ま、待て!「さーん、しー」くっ、撤退だ!」


 私の相手をしてた部隊の隊長らしきおっさんが撤退を指示する。兵士達は幾分ほっとした表情で、下がっていく。そりゃ勇者や竜と戦いたくはないだろう。死んじゃうしね。


 暫くすると、ニンジョールノの包囲は解かれ、軍は王都へ撤退していった。これは街道に配置したゴーレムからの報告なので間違いないだろう。次にやるべきことはニンジョールノの軍備増強と、クソ王の始末だ。始末はともかく、軍備増強は金と時間がかかる。取り敢えずは古竜にお願いして、しばらくここいら一帯の警戒をしてもらおう。


 そう言えば、ここの王子は中々の人物だってカっちゃんが言ってたな。そっちを旗頭にすれば、あのクソ王を失脚させることは可能かな。



次は、次こそは早めに投稿できるよう頑張ります。

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