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第012話

すいません、だいぶ遅くなりました。

 私が古竜に会って二週間が過ぎた。その間、クワイト達には更にレベル上げをしてもらっている。

 村長は、私と古竜の話を理解してくれ、村の皆に連絡までしてくれた。村の皆も私と村長からの通達という事で、勝手な行動に出ようとした人はいなかったようだ。


『ふむ、どうやら双方約束は守れそうじゃの』

『そうだね。それじゃそろそろ?』

『うむ、魔族の国へ行こうかと思う』


 いよいよ魔族の国へ出発だ。改めてクワイト達が戻ってくるの待ち、自分の分の準備を行う。主に食料品だな。


『そう言えば、ここから魔王の国って古竜さんでどのくらいかかるの?』

『わしか?わしなら30分くらいかの。じゃが、お主等が乗るなら一時間は見ておいた方が良かろう』

『わかったー。ありがとう』


 だったら、今手持ちのものだけで大丈夫だろう。私は他の荷物を確認し、ちょっと森まで訓練に行ってこよう。先日のレッドドラゴン達との戦いでも魔法主体だったから、あまり身体を動かしてないんだよね。


 そんなわけで森の中。既にオーガを二十体、ハイオーガは八体、オーガジェネラルも三体倒してる。オーガばっかりだが、この森はもっと色々と(危険な)魔物居なかったっけ?レッドドラゴン減らして、古竜が来ちゃったからかなぁ?あ、あそこオークが集落作ってる。ちょっと潰してこないと村とか襲ってきそうだね。


 そんなわけで、オークの集落に飛び込む。当然武器は木の棒だ。私の姿を確認した一匹のオークが喚きながら粗末な槍を繰り出すが、それを棒ではじいて胴体に蹴りを入れる。オークは蹴りの衝撃で他に三匹程巻き込みながら吹っ飛ぶと、ボロ家に突っ込んで動かなくなった。

 その間に別のオークが二匹、やはり槍を持って襲い掛かってくる。私はそれを難なく避けると、左側のオークの喉に木の棒を突き入れ、右側のオークからは距離をとる。

 木の棒を喉にくらったオークはそのまま後ろに吹っ飛ぶが、その際槍を落して行ったのでそれを右手にもち、左手には木の棒を持った。そのまま槍でオークを牽制し、一瞬の隙をついて胸元に潜り込み、その槍を腹に突き立てる。槍は見た目通りお粗末なものだったようで、途中でぽっきりと折れてしまった。だが、そいつが持っていた槍が使えそうだから、そっちを拾い上げる。


「さぁ、行くよ!」


 私は更にやってきたオーク達に向かって、『魔眼』を発動する。発動させた魔眼は『威圧』。自分より弱い敵を、恐怖と畏怖で動きを鈍らせる効果がある。

 私の目を見たオーク達が急停止するが、その後ろに居た奴等や、最初から私の目を見ていないやつはそのまま突っ込んでくる。あぁ、先頭のやつ、そのまま踏みつぶされてしまったね。


「グォラッ!」


 ちょっと気を取られているうちに後ろから別のオークが棍棒を振り下ろしてきた。それをちょいと右にずれることで回避すると、そのままくるりと回転しながら木の棒でそいつの右ひじを叩き折る。

 そのオークは棍棒を取り落とすと、よろよろと二、三歩下がったので懐に潜り込み木の棒で腹を突き破る。これで何匹?直接は四匹か。さて、まだ次が来てるからそちらに集中だ。


 時々『威圧』でオーク達の動きをコントロールしながら、それでも襲ってくるやつを殲滅していく。

 既に集落には数える程しかオークは残っておらず、それ以外は既に私が木の棒と蹴りの前に倒されている。


「さぁ、最後だ!」


 最後に残ったのはオーク亜種。オークキングまではいかないが、通常のオークよりは強い。多分もう一年もすればオークキングになれただろうね。でも、私がそれを許さない。

 オーク亜種が手に持っているのはでかい剣だった。どっかの冒険者のものだろう。それを右手に持ち、こちらへ構える。左手には細めの棍棒を持っているが、そちらはだらりと下げたままだ。


「ぐっぐっぐっ」


 オーク亜種がにたりと笑う。意外と知性があるようだ。あの構えにも一応の意味はあるのだろう。だが、私の木の棒の方が強いと思うよ。


「ぐぁっ!」


 オーク亜種が突っ込んできた。右手の剣は軽く上げ、そのまま振り下ろせる体勢だ。左手の棍棒は身体の影になって見えない。一種の脇構えに近い形か。

 オーク亜種の振り下ろしに合わせて懐に潜り込み、突きを放とうとした時、オーク亜種が左手で突きを放ってきた。棍棒を逆手に持ち替え、柄で突いてきたようだ。

 私はそれを咄嗟に木の棒で受けるが、身体が軽いのでそのまま飛ばされる。最後はゴロゴロ転がってしまった。やばい、次が来る!


「くっ!」


 追い打ちをかけてきたオーク亜種の斬撃を左によけ、棍棒の攻撃も回避する。右に避けていたら棍棒に叩き潰されていただろう。だが、この強さは何だ?ちょっとステータスを見てみよう。


名 前:未設定

種 族:オーク亜種

性 別:男

年 齢:48

レベル:118

称 号:進化を無視した剣豪

体 力:828765

魔 力:5602

知 力:467

攻撃力:121368

防御力:79650

敏捷度:38923

武 器:魔鋼の大剣、魔鋼の棍棒

防 具:革の鎧、革のブーツ、布のズボン

スキル:

剣術Lv.7、全状態異常耐性Lv.3、気配探知Lv.5、投擲Lv.3


 うん、オークキングより強い。私程じゃ無いけど。オークの癖に剣術Lv.7というのがこの戦い方に現れているのだろう。称号にも現れているね。敏捷度も高いから、オークなのに素早い剣さばきができる。これは意外な強敵だ。


「これは魔法も使わないとダメかな」


 本当なら魔法は使わずに居たかったけど、私に迫ろうかと言うステータスなら魔法無しはちょっときつい。なので、なるだけ最低限の魔法は使うことにした。


「身体強化」


 身体強化魔法をかけ、ステータスを底上げしておく。

 木の棒を脇に差し、無手の構えをとる。耐性もあるし、ステータスの底上げもしたから、剣や棍棒の一撃くらいなら耐えれるだろう。


「はっ!」


 再度オーク亜種の懐へ潜り込む。同じように左手の攻撃がくるが、其れを右手の掌底で受け流し左手の掌底をオーク亜種の腹に当てる。

 次の瞬間、オーク亜種はビクンと身体を痙攣させると、そのままズルズルと倒れていった。


「ふぅ、浸透勁なんて久しぶりだよ。上手くいってよかった」


 前世では中国拳法の修行も行ったことがある。その時に教わった所謂「秘伝」だ。まぁ教わったというけど、実際は浸透徑を何度かくらい、その時の気の流れや姿勢等を見取り稽古よろしく身体に叩き込まれたというものであったが。

 さて、身体強化も解除したし、私のステータスはどうなったかな?


名 前:リリン

種 族:人

性 別:女

年 齢:10

レベル:130 (+1)

称 号:勇者、転生者、竜殺し、神の友達

体 力:1000010 (+5)

魔 力:1000011 (+5)

知 力:1004 (+2)

攻撃力:56006 (+3)

防御力:78006 (+3)

敏捷度:36004 (+2)

武 器:木の棒(実は魔法で物凄く圧縮した丸太)

防 具:革の鎧、革のブーツ、布の上着、布のズボン

スキル:

全属性魔法Lv.10、取得経験値増加Lv.10、全状態異常耐性Lv.10、鑑定Lv.10、隠蔽Lv.10、気配探知Lv.10、魔力制御Lv.10、魔力探知Lv.10、投擲Lv.10、魔眼Lv.10、限界突破、魔法創造、浸透徑Lv.2


 うーん、やっぱりレベルは1くらいしか上がらないか。あ、浸透徑が増えてる。ずっと棒で殴ったり魔法ばっかりだったから、なかったのだろう。まぁ、今後は無手や剣の技も使って行こうかな。


というわけで、リリンちゃんのレベリングでした。


ここまで読んで頂きありがとうございます。

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