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第010話

祝うべき10話目なのに、書き溜めなくなって急いで書きました。

校正の時間も取れなかった…。


レベリング回(その1)です。

 結局私達は、暫く森でレベリングを行ってから出発することにし、取りあえずのレベル上げをかねて魔物狩りにやってきてます。そして、今もある魔物相手に戦ってます。


「くそっ!この森の魔物、強すぎだろ!」

「口より手を動かせ!ウィンドアロー!」

「はぁ、はぁ、ストーンバレット!」


 うん、なかなか戦えるじゃない。ただ、やっぱりレベルがまだ足りないのか、魔物一匹に三人がかりでも時間がかかっている。まぁ、その魔物ってハイオーガなんですけどね。

 先日レベリングしたオーガの上位種で、全てのステータスがオーガより上。でも、オーガキングにはかなわない。

 あと、カリーネさんの属性魔法が土しかないのも心配だ。もっと別の属性魔法を身につけてもらおうかな。そうするとゲネートの存在意義が減るなぁ。ゲネートもついでに身につけてもらうか。


「今日はこのくらいにしときましょう。明日はお休みにします。

 あ、カリーネさんとゲネートは別の属性を身につけてもらうから、明日は教会に来てね」

「え、そんな事できるの?」

「属性魔法を与えてくれるのは神様ですよ。頼めば聞いてくれると思いますよ」

「ああ、なるほど」


 ある程度レベルが上がれば、神様も属性魔法を与えてくれるでしょう。カリーネさんとゲネートには、どの属性魔法を身につけたいか考えておくように言い、私達は村へと戻っていった。



□■□■□■□■□■



 今日のレベリングは終わりのようだ。ゲネートとカリーネは、新たな属性魔法を選択するように伝えられている。俺は魔法の適性がないので、そんな事を考える必要はないのだが、リリンちゃんから別の課題を出されてしまった。


「クワイトは、剣だけじゃなく格闘ともう一つ武器スキルを取るべき」

「何でだ?剣一本でも問題ないだろう」

「剣が折れたら?その為にも格闘スキルは必要。あと予備の武器としてもう一つは武器スキルを持った方が良いよ」


 確かに言われた通りだ。剣は今は大丈夫だが、強い魔物相手だと折れてしまう可能性がある。その時無手の格闘スキルがあれば、渡り合う事は可能だろう。だが、予備の武器スキルかぁ。今まで剣以外使ったことないからピンとこないなぁ。


「ああ、クワイト殿。こちらに居られたか」

「村長さん?俺に何か?」

「いや、リリンからクワイト殿が予備の武器スキルで悩んでいるだろうから、武器の使い方とかを教えてやってくれと頼まれての」

「そうだったんすか。確かに他の武器については詳しくないので、教えて頂けると助かる」


 こうして、俺は村長に連れられるまま、ここの冒険者ギルドに併設された訓練場へと移動して行った。この時は軽く考えていたんだよ。


「さて、これは槍ですが、使い方はご存じで?」

「ええ、知識だけですが」

「そうですか、なら、そこの若いのと模擬戦でもいかがかな?」

「え?模擬戦ですか。良いんですか?」

「良いですよ。おーい、ハリー、こっちへ来い」

「村長、何ですか?」

「こちらのクワイト殿に槍で模擬戦を行って欲しいのじゃ」

「分かりました。では、クワイト様こちらへ」

「ああ、よろしく頼む」


 こうして、ハリーと言う若い冒険者と模擬戦を行うことになり、訓練場の空いたところへ移動する。他にも訓練を行っている奴等がいるが、ほぼ全員俺より強そうだ。一体どんな修羅の国なんだよ。

 獲物はそれぞれ槍。俺の持つ槍は基本的な形のもので、長い柄に諸刃の剣先がついたようなものだ。と言っても、訓練用に剣は刃引きされているので、殺傷能力は低い。

 ハリーの持つ槍は少し変わっていて、剣の根元に、それぞれ直角に二本同じような諸刃の剣先が生えている。聞いたところ「十文字槍」というのだそうだ。この二本は「枝」というやつらしく、普通に突くだけでなく、払う際にも突きと同じような効果を与えたり、この枝で敵をひっかけたりする事ができるそうだ。勿論こちらも訓練用に刃引きされたものになっている。


「用意はいいですね。では、はじめっ!」


 合図とともに突きを入れる。先ずは小手調べだ。ハリーは冷静にそれを受け流すと、同じように突きを入れてきた。俺はそれを何とか同じように受け流す。

 俺が剣で槍使いとやりあった時、この遠い間合いからの突きには手こずった。武器のリーチが違いすぎて、どこからどこまでが槍の間合いか分かりづらいのだ。


「ふむ、クワイト殿、槍のご経験は?」

「ないな。剣以外はさっぱりだ」

「そうですか。ならば、今の受け流しも見よう見まねですか」


 ハリーはそういうと、再度突きを入れてきた。俺は同じように受け流しを行うが、今度は逆に槍がはじかれ、慌てて身を捻って回避する羽目になってしまった。


「違いが分かりますか?」

「…何故だ?」

「ふふ、すぐに分かりますよ」


 再度突きがくる。今度の突きは最初のと同じだそうだ。ふむ、普通の突きだな。これは観察後受け流す。

 次に来た突きは先程はじかれた突きだ。普通の突きと違うのは…。


「回転か」

「はい、槍を捻るように繰り出すことで、受け流しをはじいたり、威力を上げたりします。槍の基本です」


 ハリーの槍が十文字槍だからすぐに分かった。しかし、先程受け流しをはじいたのは回転ではなく、枝のせいでは?


「普通の槍でも同じですよ。やってみましょうか」


 ハリーは槍を俺と同じ槍に持ち帰ると、同じように突きを繰り出してきた。俺もあえて受け流しをしようとするが、やはりはじかれる。槍に興味がわいた俺は、そのまま他の動作もハリーに教えてもらい、めでたく槍スキルを手に入れる事になった。


名 前:クワイト・シュトーベン

種 族:人

性 別:男

年 齢:25

レベル:52 (+10)

称 号:騎士

体 力:109 (+3)

魔 力:15

知 力:12 (+2)

攻撃力:83 (+3)

防御力:85 (+1)

敏捷度:22 (+1)

武 器:鋼鉄の剣

防 具:プレートメイル、布の上着、布のズボン

スキル:

烈火斬Lv.5、氷雪剣Lv.4、真空斬Lv.6、閃光撃Lv.3、連続突きLv.1


 うーん、これって槍で「連続突き」スキルを手に入れたが、剣でこのスキル使えないのかな?それをリリンちゃんに聞いてみたところ、「使えるけど、威力は落ちるよ。動作が槍に最適化されているから」と言われた。言ってる言葉はよくわからないが、槍で身につけたスキルは槍で、剣で身につけたスキルは剣でないと弱くなるって事なんだな。うん、気をつけなければな。



□■□■□■□■□■



 クワイトが槍のスキルを入手したという事だったので、今後は中距離の戦闘も彼に任せる事ができるだろう。勿論、まだ連続突きだけでは完全に任せるわけにはいかないが。格闘の方は、他の二人にも覚えてもらいたいので別の日になるね。勿論、魔法系の二人は護身術レベルに抑えておくつもりだ。まぁ、身体強化系の魔法と絡めて前線で無双してもいいけどね。本来後衛職の人でも、前衛で戦っても良いと思うのだよ。殴りアコって憧れない?

 話がおかしな方向にずれた。兎に角、クワイトは剣と槍、ゲネートとカリーネさんは多属性魔法主体の戦い方で行くのは決定だね。本当は盾役が一人欲しいところだけど、ゲネートもカリーネさんもウォール系の魔法が使えるから、とりあえずそっちを使ってもらおう。


「おぅ、リリンちゃん、来てたのか」

「ハリーさん、ご苦労様です」

「いや、良いって事よ。しかし、この十文字槍って便利だな」


 普通の槍に比べて、枝の分だけ色々な攻撃や防御が可能な十文字槍は、ハリーさんのお気に入りです。このハリーさん、槍を使わせると村では一番上手いので指導をお願いしていました。


「で、どうです?」

「予想以上に伸びるな」

「へぇ、ハリーさんからそんな風に言われるのって他に居ないんじゃ無いですか?」

「あとはリリンちゃん、お前くらいだな」

「えっ」


 どうやら、私もどれだけ伸びるか分からないくらいおかしいらしいです。解せぬ。


ここまで読んで頂きありがとうございます。

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