第一章
夢を見た…赤く染まった空、少年は同じ年くらいの少女と瓦礫の上にいた。少女は額から血が出て意識がなく少年は少女の肩に顔をのせ、だきつく感じで泣いていた。辺り一面に建物の残骸が散らばっており、人が誰もいない。ただ回りには、赤い何かの塊があるだけだ。少女は意識がもどったのかゆっくりと口を開けて「…ごめんなさい」と言った。 そこで夢から目覚めてはっとなり、ベットから起き時計を見ると朝の8時5分だ。これが4月にはいって3回めで、バジャマはいつも汗でぬれる。「くそ…またこの夢か。」もうあの時から、7年もたってるのに、いまだに夢に出てくる。この夢を見ると前に住んでいた場所も、自分がなにをしたのかを思い出してしまい嫌気がでてしまう。この夢を見た数分は何も考えたくないからなのか、自分でも分からない間にぼーとしいることが多い。そして、気がついたら時間は8時12分になり大きなため息をついて制服に着替えた。「初日から学校に遅れるわけにもいかないし、朝飯はいいか」と、カバンを持ち玄関に向かい靴にはき替えて外に出て鍵穴の部分に目をむけ誰もいない家の中からガチャと音がしたのを確認して桜が舞うなか聖魔学園に向かった。




