逆転劇の始まり
私の新作となります、初恋バカの方とは全く違う世界観ですがよろしくお願いします!
「知らない人、怪しい仕事には騙されるなと、親に学校、社会から腐る程聞かされた、俺もその通りだと思う。でも今は違う、俺達は騙す側で騙されるやつは余るほどいる、それが今の日本ってことだ、騙されるやつが悪い、お前もそう思うだろ」
「はっ」
「そんなに堅くならなくてもいいのにな、俺達一緒に戦ってきた仲間だろ、本当に懐かしいな」
「そうですね」
2010年8月21日
金がない、仕事もない、俺の人生に光はない、どうしたものか...
「お兄さんお兄さん、一緒に飲みませんか」
「奢りっすか?」
「いいだろう、奢ってやろうじゃないか」
「それじゃ行きます」
なにも怪しまなかった、怪しむ気力すらなかった、この時から俺の人生が変わるなんて思わなかった。
「こんなにいいお兄さんがこんな時間に何をしていたんですか」
「何も、何もしてませんよ、正確には何もできないんですよ」
「お兄さん仕事は?」
「クビになりました、はめられたんですよ」
「そうかい...だったらうちで働くかい、君みたいな若い子は力になる」
「すこし考えますね」
「早めに決めたほうがいいよ、うちはね、厚く迎えるからね、まずうちはね3ヶ月ほどの住み込みなんだけどね、部屋代無料、飯代無料、そしてね、月30万だよ、そりゃ人気な仕事でね、こうして出会えたのもなにかの縁だと思わないかい?」
「それ本当ですか?」
「あー本当だとも、今決めたら明日ここから送ってやろう」
「やります、ぜひやらしてください」
「よく言ってくれた、明日の5時にここに来てくれ」
「分かりました」
翌朝
「お兄さん!こっちだよ」
「おはようございます」
「うん、さっ乗って」
「お願いします」
ブロロロロ
「仕事内容がまだだったね、内容は少し遠くの森で木の伐採、開拓、だから住み込み、高給料なんだよ」
「そなんですね、納得です」
「コーヒー飲むかい?」
「いただきます」
「どうぞどうぞ」
グビッ
「美味しいですね」
「そりゃ良かった、このコーヒーも毎朝出るんだよ」
「最高じゃないですか」
「そうでしょ」
「どのくらいの距離なんですか?」
「1時間くらいだよ、朝も早いしお眠り」
「それはありがたいです」
ㇲー
「お兄さん着いたよ」
「ありがとうございます」
「じゃ着いてきて」
俺はこの瞬間人生を諦めた
「おら!早く動けや!」
「すいません!すいません!」
ぼろぼろな労働者、明らかにヤバそうな監視者、そして最初から気づくべきだった、怖すぎるおっさんの笑顔
「みんなー集合して」
「はい!」
「今日から一緒に働く仲間だ、よろしくね」
「分かりました」
「よろしくお願いします!」
「そんな堅くなるなよ」
以外にもこれから働くという仲間は優しかった、最初だけかもしれないがそれでも安心感を覚える、周りの人とは違う、この人だけは雰囲気が違う
「逆間 転次郎です」
「藤間 鷹尾だ」
がしっ
握手した瞬間から、俺はこの人について行くと決めた
これからもよろしくお願いします!目標はpvが1000、ユニークアクセスが700です!応援よろしくお願いします!