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愛歌~アイノウタ~ (文化祭編)  作者: 遊斗
文化祭までの日常
9/51

至軟×領可☆

「しなっ…んっ、あ……!」

領可が至軟のそれを慰める、という事になっていたはずがいつの間にか立場が逆転してしまい…。

結果、領可のそれを至軟が慰めるという状態になってしまった。

「待って…まだ至軟…してないっ…」

「オレはもう大丈夫だから。領がされれば良い」

ほら、もうこんなに感じてる…。

軽く触っただけなんだけどなぁ…。

あまりにも可愛くて、愛しくて、恋人になれた事が嬉しくて…それを伝えるべく、領可を優しく犯していく。

「ハジメテなんだろ。優しくしてやるから…」

「や…それは、良いけど。やっぱ恥ずかしいって……」

「それは、まぁ仕方ない」

ダブルベットに領可を座らせて後ろへ回り込み、下腹部のその場所を至軟の長い指が行ったり来たりする。その様子が目から離せなくなってしまった時点で、領可の欲望は爆ぜてしまった。

「あっ…ごめん……」

「良い。最初からフルコースでいったら、後の楽しみがなくなるからな」

「うん…ごめん」

「だから良いって」

しゅんと俯く領可の頭をわしゃわしゃと撫でながら抱き寄せて、少しだけ意地悪な事を…。


だから、これからはもっともっと覚悟して。

こんなもんじゃ無いんだぞ、オレは。


かぁっと頬を赤らめながらも、至軟の心地よい声をうっとりと聞いている。

「返事は?」

「はい…」

よしよし、いーこだな。

「オレは犬か!」

「違うって。オレの大事な宝物って所だな、うん」

「よくそんな恥ずかしいセリフ言えるよな…もしかして、オレの事ナンパの対象としか見てないだろ?!」

「だから違うって。そんな事言う子にはお仕置きが必要だな」

っへ?

「ぁっ…ふ、はぁ…ゃ…」

急に唇を押し付けてくる至軟に対して、どうしても動揺が隠せない。

それでも、何か凄い気持ちくて…。

至軟のキスに、しばらく酔いしれていようと思った。

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