至軟×領可☆
「しなっ…んっ、あ……!」
領可が至軟のそれを慰める、という事になっていたはずがいつの間にか立場が逆転してしまい…。
結果、領可のそれを至軟が慰めるという状態になってしまった。
「待って…まだ至軟…してないっ…」
「オレはもう大丈夫だから。領がされれば良い」
ほら、もうこんなに感じてる…。
軽く触っただけなんだけどなぁ…。
あまりにも可愛くて、愛しくて、恋人になれた事が嬉しくて…それを伝えるべく、領可を優しく犯していく。
「ハジメテなんだろ。優しくしてやるから…」
「や…それは、良いけど。やっぱ恥ずかしいって……」
「それは、まぁ仕方ない」
ダブルベットに領可を座らせて後ろへ回り込み、下腹部のその場所を至軟の長い指が行ったり来たりする。その様子が目から離せなくなってしまった時点で、領可の欲望は爆ぜてしまった。
「あっ…ごめん……」
「良い。最初からフルコースでいったら、後の楽しみがなくなるからな」
「うん…ごめん」
「だから良いって」
しゅんと俯く領可の頭をわしゃわしゃと撫でながら抱き寄せて、少しだけ意地悪な事を…。
だから、これからはもっともっと覚悟して。
こんなもんじゃ無いんだぞ、オレは。
かぁっと頬を赤らめながらも、至軟の心地よい声をうっとりと聞いている。
「返事は?」
「はい…」
よしよし、いーこだな。
「オレは犬か!」
「違うって。オレの大事な宝物って所だな、うん」
「よくそんな恥ずかしいセリフ言えるよな…もしかして、オレの事ナンパの対象としか見てないだろ?!」
「だから違うって。そんな事言う子にはお仕置きが必要だな」
っへ?
「ぁっ…ふ、はぁ…ゃ…」
急に唇を押し付けてくる至軟に対して、どうしても動揺が隠せない。
それでも、何か凄い気持ちくて…。
至軟のキスに、しばらく酔いしれていようと思った。