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愛歌~アイノウタ~ (文化祭編)  作者: 遊斗
予想外過ぎる文化祭
50/51

急展開☆

「しかし……ルルィとハヤキの件が解決した事と、我等の組織が金欠だという事に直接の関わりは無い」

そんな事を言う首領。

まぁ確かに。

「よって、誰か一人はかっさらうぐえ」

まだ諦めていないらしい首領にオレとルルィの渾身の蹴りが直撃。

彼女のピンヒールの下で身悶える首領。ざまぁねえな。

「ユリくん、ユリくんっ……今回は心配してくれないのかっ……」

「ユリは会長さんといちゃいちゃしてる。諦めた、らっ!!」

「ぐううええ」

ルルィの言う通り、ユリは会長にべたべた。

会長もユリが気に入ったらしく、あそこだけ無駄に妖しい雰囲気だ。こういう時はひたすら無視に限るとオレはここ数年で学んだ。

妖しいと言えばウィルと比等の二人も負けていない。ひたすらにハグしまくってる。さっきのやりとりからしても、一段落したら確実に一組のカップルが誕生する事だろう。

「悪い事、したな」

「いいや大丈夫。だってこれでりぃが狙われる事は無くなる訳でしょ?」

「まぁ、な」

少しほっとしたような……何て言ったけ?データでは確か……

「憂麻」

「え?」

「タメで良いよ。歳は大体同じでしょ?ハヤキ?」

「……あぁ、そうだな」

オレのココロを読んだかのようなタイミング。やっぱタダモンじゃ無い気がする。

それでもひとあたりは凄く良い好青年、って感じだ。んでもってオレの勘からすると。

「投坂琉峡は憂麻の恋人だろ?」

「…………」

びっくりしてる。

にしてもさ、ずるいよな。美人てのはどんな表情をしても様になる。ぽかんとしている表情も、くすっと笑う表情も、先程までの険しい表情も、不安そうな表情も。

「ふふ、よく分かったね。ハヤキにも、大事な人がいるから分かったって所?」

「んー……まぁ、そんな感じかな。それと、皆にも謝る。すまなかった。……本当は麻酔なんてかけられてないんだろ?解決したから起きたら?」

そのオレの声と共に少し戸惑いながら体を起こす。座り込んだままの者、立ち上がる者……こんな状況で寝てしまった者。

「あぁあ、領、寝ちゃった。可愛いなおい」

そんなに身長の変わらない領可を軽々と抱き上げる至軟。この二人もくっついてたのか。

そして腐れ大好きなミマリア様はと言えば――

「――――っ!!」

トマトジュースを業者さんに無断で製造しない様に必死なようです。

とことん期待を裏切らない人だな!!

そして茶髪のロングが名波麻矢だったか?んで黒髪のくせっ毛クンが砕楽類香。

このノリで行くと、この二人もそーゆう関係なんだろうな。

でもさ。

「あんまりいちゃいちゃするとミマリアが凄い事になるから、出来ればあの二人には大人しくしてて欲しいんだが?」

「大丈夫大丈夫。あの二人は家以外では結構ドライ――――?!」

「……おい憂麻。あれの何処がド・ラ・イ、だって?」

全然ドライじゃねええええええ!!!!!

「あ、あれええ?お、おかしいな」

熱烈なハグまでは良いとしよう。

だけどな……いや、ちゅーもまだ良いとしよう。

でも、でもな?人いっぱいいる中でシャツの中に手突っ込むのやめてくれる?名波家の次男さん?

「ぶっ」

もちろんミマリアはぶっ倒れた。

まだ続きますが、この文化祭編(と言って良いのか)はあと少しで完結です!

本当に急展開ですが……汗

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