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愛歌~アイノウタ~ (文化祭編)  作者: 遊斗
文化祭までの日常
4/51

領可☆

サブタイトルの通り、領可の章です。

あの二人の事は、今せっせと格闘してる最中です。

(私とキャラが)

「あははっ、何だ、最初から決まってたのかよ」

「そう。麻矢と企画してた」

というのは、部屋分けの話。

憂麻と琉岐の仲の悪さは、皆の通う比成ひなり学園でもかなり有名。(比成学園は中学、高校、大学が全部詰まったお金持ち学校)

だから、わざと部屋を一緒にしたのだそうだ。

「麻矢は別に機嫌悪くないし、オレはお前となりたかったのは事実だし。だから半分本当、半分ウソ」

「なるほどな。まぁいいや。オレもそうだから」

「それはありがたい」

「何かどっかの恋人の会話みたいになってるぞ」

くすくすと笑いながらそんな会話をする至軟と領可。でも実際それ位この二人は仲が良い。

やはりこれも学園では有名な話。

「いっそなっちゃうか」

「あ、いいかもな。あははっ」

こんな会話も日常茶飯事。

おかげで周りの女子が興奮して恐ろしい会話を始める。

これもいつもの事。

比成学園女子生徒は、一言で言えば最強。腐の付く女の子が凄い集合した感じ。

そんな中、サービス精神旺盛なこの二人は校内でいちゃいちゃしている事が多い。

裏ではいつくっつくかの賭け事まで行われているとの事。

あー、恐ろしい。

そりゃ、至軟は綺麗だし、色気もあるし。で、相手が何でオレ?

「てゆーか、ベットが何で一つ?」

「ダブルベットだからだろ」

「何でダブルなのかって話だ」

「あ、そっち」

この事については、憂麻に聞いておいた。

「ほら、麗奈れなちゃんの仕業。ちなみに防音設備までしてあるらしい。各部屋しっかりと」

「…何させる気だ、あいつは」

麗奈とは憂麻と麻矢の姉。高3。比成学園最強女子のボス格みたいなもんだ。そして恐ろしい奴は恐ろしい奴を呼ぶもので、生徒会長さんとも仲良し。

三崎みさき 花梨かりん。高3。学園の兄貴。女性だけれど、兄貴。彼女を知っていれば、理解が出来るはず。他にもいるけど、今はこれ位にしておく。恐ろしいから。

「何か、だんだん怖くなってきた」

「同感。寝るか」

「だな。お休み」

「お休み」

まるで修学旅行の夜みたいに盛り上がった二人は、とりあえず寝る事にした。



そして、事件らしき事が、翌朝起きた。

事件まで、あと6時間…

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