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愛歌~アイノウタ~ (文化祭編)  作者: 遊斗
文化祭までの日常
27/51

最高の文化祭を☆

『文化祭まであと五日!!』

正面玄関の日捲りカレンダーをビッと花梨はめくる。

――あと、五日な。

この学園の最大三大行事と言えば、体育祭、文化祭、そして男装女装コンテストである。男装女装コンテストは七月の下旬に無事終了。男装の部は副会長麗奈の、女装の部は双子の大勝利で幕を降ろした。

つまり名波家が優勝を総取りしたのである。体育祭は九月の半ばに、こちらも無事終了。

残りの最大行事は文化祭のみ。

「ふぅ……」

大仕事があと一つ。

「……あと、一つだけ」

ここまでが長かった。長かった分、思い入れも沢山ある。

だからこそ悲しいのだ……一つという数字が。

文化祭が終了して調度二週間後、新生徒会決めが始まる。亜美と甘音は来年が高校一年、つまり生徒会に入る権利が与えられるのだ。予定としては同学年の領可と類香も巻き込むらしい。新生徒会メンバーになるべく日々奮闘中である。


――さてと。今日も一日頑張るか。


きゅっ、と口元を結んで、力強く一歩一歩を踏み出して行く。

向かう先は生徒会室。最高の文化祭にするべく、誰よりも男前で誰よりも頼れる――兄貴と慕われる比成学園生徒会長はスカート丈よりも長い黒髪揺らしつつ階段を上って行った。

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