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愛歌~アイノウタ~ (文化祭編)  作者: 遊斗
文化祭までの日常
20/51

お誘い☆

「瑞南、残業お疲れ」

「あ…演料、居てくれたんですね」

「まぁな」

実は瑞南は新米教師。つまり、比成学園が初めての職場なのだ。

ほれ、と言いながら渡してくれる缶コーヒーを素直に受け取る。

疲れきった瑞南が缶コーヒーを飲むところを、演料は嬉しそうに眺めた。

「でも、演料も大変なんじゃないですか?新米教師のお世話役なんて」

どうやら瑞南は勘違いをしているらしい。

「いや…。オレが指導に付いたのは瑞南が初めてだ」

「あ…そうなんですか」

「そうそう。オレだって、どうせ家帰ったって誰もいないしな」

「え?そうなんですか?てっきり妻も子供もいるものかと」

「いない。結構寂しいもんだよな、一人暮らしって」

知らなかった。

演料は本当に綺麗だから。

「そうですね…。オレも、一人暮らしですよ」

「へぇ。なら、うち来る?」

「良いんですか?」

「いや、だから一人暮らしだし。オレが可哀そうに見えるんだったら、来てくれても良いだろ?」

演料は明らかに面白がっている…と分かっても、何故か引かれてしまう…。

「はい…行きます…」

ぽやっとしている瑞南の頭をぱこっと叩くと、演料が行くぞ と言った。

今回は珍しく先生ズの話。

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