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麗奈、花梨★
「くす…あの二人、くっついたな…」
「ホント。花梨…文化祭が楽しみねぇ…。甘音と亜美は何て?」
「企画の方はもう思いついたらしい。で、衣装をお隣の比等学園のあの二人に考えてもらうだけだって」
「流石…用意周到じゃない」
学園の美人二人組み、けれどどこか勇ましい姿から『萌え萌えブラザーズ』と呼ばれる麗奈と花梨は、くすくすと楽しそうに笑いながら、廊下を歩いていた。
「さぁ、では全校集会を開きましょう。…あ、演料ちゃん先生、瑞南先生。全校集会を開きたいのですが…」
「へぇ。その様子からすると文化祭の事?」
「はい。今年のメンバーを決めようかと」
「分かりました。こちらでなんとかしておきます。先に体育館へ行っていて下さい」
「はい」
「えーと、理事長の携帯番号は…」
早速瑞南の言ってくれた通り、体育館へと向かう。
その二人の表情は、とても明るいもので。
その様子から何かが始まるんだと、周りの生徒は理解した。
そして、あの六人の少年達の背筋を、何故か冷たいものが走った。