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愛歌~アイノウタ~ (文化祭編)  作者: 遊斗
文化祭までの日常
10/51

朝から疲れる一日 麻矢、類香★

何て言うか…、皆おかしい…。

だ、だよね。麻矢も思った?

思った…。


麻矢と類香はそんな会話をひそひそとする。


琉峡は憂麻と顔を合わせる度に真っ赤になるし。当の憂麻も何だかそわそわしてるし。

至軟と領可はいつも通りいちゃいちゃしてるけど…こー、何か周りに薔薇が飛んでるというか…。

会話、一部抜粋…。


「今日は何したい?」

「う~、あんま意地悪すんなよ…」

「分かった。する」

「っ、おい!何だよ何だよ、至軟のばか、へんたい!」

「何とでも言え。オレはオレの道をいく」

「どんな道だよ!!」

「だから、抉ったり、貫いたりそれから」

「わぁぁあ!!それ以上言うな!!!」

「愛撫したり、とか」

「っ……!もういい。オレの負け…」

「そうか。なら今日は学校休んでずっとベットでいちゃいちゃ」

「それは駄目だ!カップリング探知機備えた、かいちょーと麗奈姉に何されるか分からない!!」


………備えてなくてもそーゆー関係になったのは見え見えだって。


麻矢…あの二人くっついたんだね。

当然と言えば当然だな。至軟は領口説き落とす気満々だったし…。

あ、領は至軟に気があったみたいだよ!

そうか…。なら、本当に当たり前だな…。

うん。領が嬉しそうだから、オレは良いんだけどね。

でもあのいちゃいちゃはどうにかならないもんか…。

…多分、

『無理』

だな。

だね。


はぁぁ…思わず二人そろってため息をついてしまう。

「何だ?麻矢と類、疲れてるのか?」

そんな事も知らずに領可が問いかけてくる。

「さっき疲れた。今も疲れた」

「はい?」

「うん。その通りだね…麻矢、早く仕度しちゃおう」

「そうだな」

何だか、朝から凄く疲れたな…。

絶対学校行っても苦労するよな、これ。

頭の上にハテナマークを沢山乗せた至軟と領可を残して、麻矢と類香は学校という戦場に行く準備を進めた…。

どたばたな一日が、今日も始まろうとしている……。

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