#39 東大陸へ
~ルルン~
20代くらいの青年。
イラスト、アニメ、ゲームが趣味。
文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。
小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。
#39 東大陸へ
魔王との対決に勝利し、世界を絶望エネルギーから救ったディエルたち。
その後、知恵の実の効果が切れたディエルは国王から褒美をもらえず
ひとりで王宮を飛び出す。
その日の夜、ライトニーの告別式を終えたフィアラたちと港で偶然合流。
しかしディエルはすぐに見失ってしまう。
そこでフィアラは港にいた船長と共にディエルを探すことに。
すると船長の船の荷物を荒らし、積んであったお菓子を食べるディエルを発見。
ぐちゃぐちゃになった荷物をフィアラが元に戻す。
この一連のやりとりでフィアラの魔法を目の当たりにした船長は、
突然皆に東大陸に行こうと提案する。
それは東大陸に突如現れた謎のゲートの調査のためだと言っているが、
本当は紹介報酬が欲しいだけなのであった...。
...翌朝。
ロンドの家に泊めてもらったフィアラたち。
朝起きるとさっそくフィアラがロンドに昨晩の話を持ちかけた。
「な、なんだって?!東大陸のゲート調査に協力する、だと?!」
「ええ。ディエルとバーランドも一緒に行くわ。」
ムムム、と困った顔をするロンド。
「それはフィレッチェ様も知っているのか?」
いいえ、と首を横に振るフィアラ。
もちろん国王たちも知らない。
「お、おはようございます、ロンドさん...」「おはようっ!!」
するとリアンとバーランドが2階から降りてきた。
「お、おはよう...」
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さらにロンドの仲間たちも起きてきて、家は益々騒ぎでいっぱいになった。
「やーだよーっ、魔法使いの妹ちゃーん...一緒にこの家にいても...」
「タギョル。」
ギュン...
彼は今日も相変わらずだった。
「...しかし本当に行くんだな?
兄として、お前を止めることはしない。行ってこい...!」
「ありがとう、兄さん...」
フィアラは行くことが決定した。
「わ、私も行き...ますっ!!」
ずっと曖昧だったリアンもそう答える。
「そうか。それじゃあフィアラをよろしく...」
そう言ってリアンの手を握るロンド。
しかしその顔は少し寂しそうだった。
「...そんなことより早く向かわなくていいの?!」
バーランドに言われて時計を見ると、既に11時を回っていた...
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「遅くなりました、すみません...!」
急いで港に向かう3人。
すると昨日の船長がフィレッチェと話している様子が見えた。
「あれっ、、フィレッチェ?」
バーランドの声でこちらに気がついた船長とフィレッチェ。
「おお、やっと来ましたか...って、ディエル殿はいないのですか?」
船長はフィレッチェの説明より先にディエルがいないことを気にする。
「ディエルは...はい、まだ寝ています。なので置いていくことにしました。」
はあ?!、と思わず声を荒げる船長。
「す、すみません...あれだけ人の船を荒らしておいて
平気で寝ているだなんて...」
...などと話をしていると、町のほうからディエルが遅れてやってきた。
「よお!みんな何やってんだ?早く出発しようぜ!」
どの口が言ってんだよ...
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出港前。
船の甲板で海を眺めるフィレッチェにフィアラが問う。
「そういえばどうしてここにあなたがいるわけ...?」
船長は教えてくれなかったからね。
「謎のゲートを調査するためだ。」
あっさりとそう答えるフィレッチェ。
「なんだ、アンタも巻き込まれてたのね...」
「アンタって言うでない...!」
そんな話をしていると、
ガタ、
ザザザザザー...
船はいよいよ大海原に向けて動き出したのであった...。
「わああ!すごいすごい!!」
ここでも大はしゃぎのバーランド。
リアンも楽しそうに海を眺める。
「なあなあ。これってどこに行くんだ?」
動き出した船の上でそんなことを言うディエル。何を今さら...。
「しかしそうだな。東大陸までは一体どれくらいかかるのか...」
フィレッチェも大事なことを確認していなかった。
「ああ、大丈夫ですよ皆さん。順調に行けばこの船はあと1週間で
東大陸の都市、リコルドに到着するはずです。」
「そうか。それなら...って、1週間だと?!」
驚いて船長に詰め寄る。
「大丈夫です大丈夫です!食料も十二分に積んであるので
困ることは何もありません...!」
そう言う問題ではないだろう...
「何を今さら驚いているのよ!
はじめて行く東大陸...!私は凄くワクワクしているわよ?」
バーランドが付け加える。
「そうですね。行くって決めれば迷いなんてない気がします。」
リアンもそう言う。
「い、いつもは魔法での移動ばかりだったから、
あまりこういう移動に慣れていないだけだ...!」
珍しくフィレッチェが拗ねてしまった。
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「はあ、困った息子じゃのう...」
フィレマミア王国の王都では、国王が心配そうに呟いていた。
「陛下、ご心配なさらずですぞ。フィレッチェ様は自らの信念を曲げず
戻ってきた強いお方ではないですか。」
「そうかもしれないがのう...」
すると王宮の扉が開き、そこにエルフたち親子が立っていた。
「失礼いたします、陛下。わたくしたちはそろそろ里に戻ろうと思います。」
「おお、そうか...」
エルフたちは国王に近づく。
「フィレッチェ様は東大陸のほうに旅立ったそうでございますね。
旅の幸運をお祈り申し上げます。」
「うん!何かあれば必ず僕たちが助けになるからね!」
エルフたちの心強い言葉に、思わず国王の目から涙がこぼれる。
「そ、そうか...。エルフの皆、ありがとうの...」
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----------------1週間後...
...ついに、東大陸の街が見えてきた。
「いやーっ!!やっと海以外のものが見えてきたよーっ?!」
バーランドが街のほうを見て言う。
「遠かったわ...もうすぐ、大陸に着くのよね...」
フィアラは既にヘトヘトだった。
「さて、、到着ですな...!」
ザザザザザー、
ガタ...
ついに東大陸にたどり着いたディエルたち。
果たして謎のゲートにはどんな秘密が眠っているのだろうか...
続く...
はじめまして、ルルンです。
クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。
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