私のエッセイ~第百十九弾:うるわしき会話の調べ ~ 第4頁
皆さん、おはようございます。 お元気ですか・・・?
今朝は、前回に引き続き、今度は映画『ランボー2 怒りの脱出』からの、名会話を、おなじみのYouTube動画をまじえながら紹介します。
まだ視聴されていない読者の皆様におかれましては・・・前回同様、「ネタばれ」になってしまいますが・・・。
私はこの映画を、昔放送されていた「金曜ロードショー」にて、日本の誇る、名声優の『玄田哲章』さんの吹き替えで初めて観ました。
その音声が入った動画も、このあと紹介していきますが・・・この映画。
とにかく、すごいアクションの連続で・・・現在のようなCGなどではなく、実写・・・つまり、本物のヘリでもって、本当にモノを破壊し、焼き尽くしています。
あらすじですが・・・前回、州警察を相手に暴れ回ったすえに、捕らえられ、刑務所に入れられたランボー。
その彼が「労役」として働く現場に、彼の元上官のトラウトマン大佐が、ふたたび姿を見せます。
大佐は、収監されている彼を仮出獄させるために手を尽くし・・・そのための「条件」をランボーに提示します。
その「条件」とは・・・かつて、ベトナム戦争時にランボーたちが捕まっていた、捕虜収容所の偵察任務の遂行でした。
実は、この映画上の設定では、映画が公開された1985年現在で、いまだにアメリカ側の「戦争捕虜」が、ナムサクの収容所に、ソ連の監視の下、捕らえられたまま、ときどき収容所ごと移動し、働かされていました。
ところが・・・アメリカ政府は、その捕虜たちの生存情報、収容所の正確な位置などの細かい情報を入手しつつも、彼らを救出に動こうとはせず、ランボーに、「ただ収容所の写真を撮ってくるようにせよ。戦闘は決してまじえるべからず。」という、非常に不自然で奇妙な要求をし、彼に任務を与えます。
このときトラウトマン大佐は、ランボーが収容所の写真を撮ってきたあとに、「デルタフォース」という戦闘部隊を指揮し、捕虜の救出作戦に臨む計画でした。
ですので、大佐自身も、ランボー同様、政府側にだまされていたわけですね。
ランボーの不信感はつのります。
彼は、このときの作戦責任者、「マードック」から事前説明のときに打ち明けられた、ある情報を聞き、さらに、マードックや政府側に、不信感を抱くことになります。
それは、以下のセリフ・・・ランボーからトラウトマン大佐への、ランボーのヘリでの出発前のセリフにも、見て取れますね。
ランボー:「・・・66年に、第2大隊が、『コムツーム』で戦ったと、マードックが言ってたでしょう?」
トラウトマン:「・・・ああ。」
ランボー:「第2大隊は、『カドソン』へ。 ・・・信用できませんね。」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
以下は、あとで動画でも紹介しますが・・・この映画の冒頭シーンでの、ランボーとトラウトマン大佐の会話です。
刑務所での「労役作業」の現場にて。
見張り役:「ランボー! ・・・来るんだ。」
金網越しに彼を待っていたのは、前作『ランボー』のラストシーンで、暴れまわる彼を説得にあたった、トラウトマン大佐でした。
トラウトマン:「・・・元気そうだな。」
ランボー:「ええ。」
トラウトマン:「うん。(見張りに向かって)もういい。
・・・君にはひどい思いをさせてしまったな。」
ランボー:「まだマシです。」
トラウトマン大佐:「ベトナムよりはいいか。 ・・・手を回して出してやると言ったろう。いい話なんだ。 ・・・まさか、あと5年もこんなところにいたいって言うんじゃないだろうな?」
ランボー:「そとにいるより気軽ですよ。」
トラウトマン:「・・・まぁ、話だけでも聞けよ。いま、極秘の作戦が計画されていて、その任務を果たす能力のある者として、君の名前もあがってる。」
ランボー:「任務・・・?」
トラウトマン:「ベトナムの収容所の偵察だ。」
ランボー:「なぜ今ごろ・・・俺に?」
トラウトマン:「目標は、君が脱出してきた収容所だ。あのへんの地理は、よく知ってるだろう。危険率は高いが、任務を達成して無事に帰還すれば、大統領の『恩赦』もあると、補佐官が約束してる。 ・・・やってみるか?」
ランボー:「・・・ええ。」
トラウトマン:「そうか・・・よし! 仮出獄の手続きをとる。私はこの作戦の責任者といっしょに、タイの基地に行ってるから、向こうで会おう。」
ランボー:「ええ。」
トラウトマン:「いいんだな・・・?」
ランボー:「ええ。」
トラウトマン:「わかってくれよ・・・君を出すために、手は尽くしたんだ。」
ランボー:「・・・ええ。」
トラウトマン:「じゃ。」
ランボー:「大佐・・・。今度は勝てますかね・・・?」
トラウトマン:「・・・そりゃ、君しだいだ。」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
以下は、上記のスクリプトの動画版です。
なお・・・解説者の水野氏の見事な語り口調にも、注目です。
『水野晴郎 解説「ランボー/怒りの脱出」』
→ UP主様は、「dyouga8090」様。
『水野晴郎『ランボー2/怒りの脱出』解説(1987年10月9日テレビ初登場・金曜ロードショー)』
→ UP主様は、「洞又宗優 HorrorMatterSawYou ほらまたそうゆう」様。
→ 上記と同じ内容です。こちらは、水野氏の解説のみになります。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
これは・・・動画は字幕なしになっちゃうんですが・・・その訳が、私の手持ちのビデオにありますので、紹介していきますネ。
ソ連側のヘリや、ベトナム兵の攻撃をかわし、なんとかアメリカ人の捕虜を救出したランボー。
そのラストシーン・・・トラウトマン大佐との会話ですね。
トラウトマン:「ランボー! どこへ行く・・・?」
ランボー:「わかりません・・・。」
トラウトマン:「また勲章をもらえるな。」
ランボー:「(搬送される、負傷した救出兵を見ながら)資格があるのは・・・あの連中ですよ。」
トラウトマン:「・・・もう逃げることはない。君は自由だ。いっしょに帰ろう。」
ランボー:「どこへです・・・? 部下がここで死んでる。 ・・・俺の一部も。」
トラウトマン:「戦争ではいろんなことが起きるが・・・だからって、祖国を憎んじゃいかん。」
ランボー:「憎む・・・? ・・・死んでもいい。」
トラウトマン:「何が望みだ・・・?」
ランボー:「望みは・・・あの連中の・・・そして、この土地へ来て・・・命をかけて戦って、腹をぶち抜かれて、のたうちまわって死んだ連中の望みは・・・! 俺たちが国を愛したように・・・国も、俺たちを愛してほしい・・・。それが望みです。」
トラウトマン:「・・・どうやって生きてく?」
ランボー:「その日、その日を・・・。」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
以下は、上記のスクリプトの動画版になります。
『Rambo ending scene』
→ UP主様は、「matejm」様。
ラストを飾るのは・・・これっきゃねーべ!?
『金曜ロードショーオープニング エルドラド』
→ UP主様は、「jumbokoba」様。
いや~、映画って、ほんっとにイイもんですね❤️
それでは・・・。
m(_ _)m