君は木と共に揺れる〜after〜
僕は君を死なせないように頑張った
うん。すごく頑張った。
だけどすごく汗だくになったし帰っている今も汗をかき続けている
アイス食べにコンビニによろうと思いコンビニへと向かった
僕は帰る前にアイスを食べようと思いコンビニに寄ったら君がいた
さっき別れた手前少し恥ずかしい
「君もアイスを買いに来たの?」
「当たり前じゃない。あんなに汗だくになったんだから。ところでいつまで君って私の事を呼ぶの?」
「君が僕の事を僕君って言い続ける限り君って呼ぶよ。まず自己紹介すらされてないしね。」
「確かに……。」
少し考えるような素振りをして
「私の名前は山下 桜 (やました さくら) 高1 よろしく。」
少し不貞腐れたように言った
「僕は神野 陽(神野 ひなた) 高1 よろしくね。」
一応握手出来るように手を出してみる
すると握手してくれた。かなりびっくりした
「なんでびっくりするの?陽くんが手を出して来たから握手したんだけど?」
「してくれるとは思って無かったから……ってか同級生なんだね。そうだ!アイスはもう買った?」
「誰かさんが引き止めたからまだ買えてない。」
少し強めに言い返された
「じゃあ少し待ってて。」
僕は急いで商品を取ってレジを済ませた
「はい!半分こ。」
そう言いながらパ〇コを1本渡した
「ありがとう……」
少し機嫌が良くなったっぽい
色々あったがやっと僕は好きな人の名前を知る事が出来た
僕は桜の方を見ると嬉しそうにアイスを食べている
その顔を見ると
あぁ……やっぱり僕は君の事が好きなんだなぁって強く思った
小さな1歩だったが少しは桜と共に歩ける未来に近付けたかな?そう思いながら暑い日差しに照らされる僕たち2人はアイスを食べ切った
やっと自己紹介をした2人
ちょっとずつ距離が近付いていく
どんどん熱くなる夏
沢山イベントが待っている