■桀貪王經第一 ~ 失う悲しみについての偈
第一章はけっこー長いお話です。
いちおう一話完結形式で、どのエピソードから読んでも問題ないと思いますから、「長すぎる…」と感じたら次いっちゃってくださいませ、、、
■桀貪王經第一 ~ 失う悲しみについての偈
佛説義足經 桀貪王經第一
聞如是佛在舍衞國祇樹給孤獨園時有一梵志祇樹間有大稻田…
こう聞いた!
ある時ブッダが、サーヴァスティの町(舎衛国、コーサラ国の首都)にある、ジュータ林(祇樹)のアナータピンディカ園(給孤独園、いわゆる祇園精舎)にいたときにさ。
あるバラモン(梵志または婆羅門、神官階級の出身者)がいて、ジュータ林のあたりに広い稲の田園を持ってた……まあ、「大神官の末裔で高貴な血筋の大農場主」みたいな感じだったのかな。
その年は豊作で、朝から晩までがんばって稲刈りし、大量の稲藁が田んぼに干されてて、その様子を見て彼のバラモンはすごく喜んでた。その喜びようといったら、稲藁からもう離れられないほどだった。
ちょうどそこへブッダと比丘(ビクシュ、比丘衆、出家した修行者)たちが、食べ物を町で得る(托鉢の)ために鉢の器を持って通りかかり、バラモンがとっても喜んでる姿を遠くから見た。
しばらくじーっと見ていたブッダは、やがて比丘たちに言った。
「君たち、見たかい? あのバラモンさんを」
「見ました~」
と比丘たちは答える。
しかしブッダはそれ以上は何も言わず、町へ入っていった。そして食事をして、その日はみんなそれぞれアナータピンディカ園に戻った。
しかしその夜のこと……天気がものごっつ荒れてしまい雨や雹が激しく降り、干してあった稲藁はみんなダメになってしもーた! なんてこったい!
しかし問題はそれだけではなく、もう一つの悲劇が襲ったのです……ええもう、聞いてくださいよ、みなさん。
そのバラモンには一人娘がいたんだけど、なんとこの夜に娘さん、死んじゃったそうなんですよ!
バラモンてば、それはもう悲しんで悲しんで、もうだれにもその号泣を止められなかった……そりゃあそうだよねぇ……。(思わずもらい泣き)
さて夜が明けまして、比丘たちは鉢を手にまた町へとやってきた。
町では、不運にも災難の重なったバラモンが嘆き悲しんでることがウワサになっていた。その悲しみようときたら、沙門(出家者)も神官も庶民までがみんな心配はしても、完全な理解はできないほどのものすごい深刻さだったんだ。
比丘たちは町で食べ物を得ると、ブッダのところに帰ってきて、挨拶の作法をしてからこう言った。
比丘「あのバラモンさんてば、もう言葉で表現できないほどひどい状態になってるようですよ……」
ちょうどそんなとき! 話題のそのバラモンが、泣きながらブッダを訪ねてきた。そしてお互いに労りの挨拶を交わすと、彼はブッダの近くに座った。
ブッダは彼の想いをしっかりと感じ取っていた。
やがてブッダはバラモンに語った。
「人生には五つほど、誰にも逃れられないことがあるんだよネ……その五つは何かっていうと、
1)減り衰えてゆくこと。(耗減)
減り衰えないようにしたいと思っても、それはできない。
2)失い棄ててしまうこと。(亡棄)
失い棄てたくないと思っても、それはできない。
3)病気になり痩せ衰えてしまうこと。(病痩)
病気で痩せ衰えないようにしたいと思っても、それはできない。
4)老い朽ちてしまうこと。(老朽)
老い朽ちてしまわないようにしたいと思っても、それはできない。
5)死んでこの世から去ってしまうこと。(死去)
死んで去ってしまわないようにしたいと思っても、それはできない。
「世間の人々はそういう問題について普段は考えてないから、減り衰え失い棄てることになり老いて病気になり痩せ衰えて死んでこの世から去ってまうのを目の当たりにして、『なんてこったい!』と嘆き悲しんで自分を傷つけてしまう。
「でも、そうやって自分を傷つけるのは実は無意味なんだ。何故かっていうとね。『諦』(真理)を知らないからそうなるってだけなんだから。
「それはこういうことなんだ、バラモンさん。諦を体感してる人は、減り衰え、失い棄てられ、老いて病気になり、死んでまうのを見ても、そんなに悲しまないんだヨ。
「何故かっていうとね。諦があれば、つまり、『そうなるのは自分や身内だけじゃない』って知ってるからサ。
「世界はみんなそう。生まれたものはみんな衰える。『自分だけがそうならない』なんてことはありえない。
「『諦』という智慧を以て考えれば、自分もどんどんすり減って衰えていってると解る。これをそのたびに悲しんでると、なにも食べられなくなって顔色が悪くなり衰えがどんどん加速する。結局、自分に悪意のある嫌なやつを
『ヒャッホー、ザマーみさらせ~!~~~^Q^~~~』
と喜ばせ、好意のある親しい人には
『困ったなぁ、元気になってくれないかなぁ……(;ω;)』
と心配させ悲しませることになる。
「『すり減るものをすり減らないようにしようとあれこれやっても無駄な努力』、これが諦だヨ。
「だから、減り衰えなくなり棄てられ老いて病気になり死んでまうのを見たとしても、あまり悲しまないようにしたほうがいいんだ。」
ブッダはこの理屈を、バラモンが理解&記憶しやすいよう、偈(暗唱しやすい歌か詩みたいなもの)にして説いた。
「
♪大切なものを失ったからって
嘆き悲しむ必要はないんだYo
感情のままに憂い悲しむことは無益で
むしろ悪意のあるヤツを喜ばすだけなんだYo
♪知恵があって『諦』(真理)を知る人は
老・病・死・亡があってもそんなには悲しまないYo
欲のある人は見た目の良さや
気持ちよさばかりを求めてそれを得られずに悩むのSa
♪いずれはなくなる運命の宝物や
あるはずのない不死を求めて騒いでるNe
でも悲しんだり心配したりしないことこそが
この世での最大の宝物だと知った方がいいのSa
♪他者に求めるものではなく
もともと自分にあるもの、それが『諦』なんだからSa
憂いから遠ざかり正しい行いを念じれば
憂い苦しんでもいいことなんかないってよく解るYo!」
ブッダはもういちど、バラモンのために真理を説明した。
次にそれを体感し理解してゆくための方法として
「布施(自分の物を他者に与えること)と 持戒(決められたルールを守ること)を心がけて、善いことを徹底的にしようとし続け、悪いことは絶対にしないようにと心がけるんだヨ」
と説明した。
ブッダは、バラモンの心がだんだん落ち着いてきたことを知って、次に四諦(苦、集、滅、道 という四段階の悟り)について話した。
『四諦』とは、ブッダが悟りの概念を四段階に整理して説明した教えです。
No.1)苦諦
生きてると苦しくなるんだな~、それは必然でしかたないんだな~
No.2)集諦
苦しいのは煩悩(欲望とか執着とか)があるからなんだな~
No.3)滅諦
真理(『諦』)を悟って煩悩をなくすと苦しくなくなるんだな~
No.4)道諦
悟る方法はこうこう、こう(詳細略;)やるんだな~
というような感じ。
「状況調査→原因究明→対応考案→対策実施」という、問題を解決する手順ですね。
(注;ブッダでさえ時間をかけて説明し、修行などの実践を通してようやく伝えていた『四諦』を、読むだけで誰にでも理解できるように書けという無理難題は筆者などには不可能なので、わかりにくい点はご勘弁ください;)
さて、ブッダの話を聞いてるうちにバラモンは四諦の考え方に納得でき「どうやら自分は行くべき道をみつけたようだ」と感じて、顔色もよくなってきた。
バラモンは顔を上げ、ブッダを見てからその足に頭をつけた(仏教徒の最敬礼)。
そして手を合わせてこう言った。
バラモン「私は今、鏡で自分の顔を見るのと同じくらいはっきりと、『諦』というものを見ることができました。これより私はブッダと比丘の皆さんを信じて帰依しますので、清信士(在家の男性信者、優婆塞(ウパサカ))として受け入れてください。五戒(不殺生/不偸盗/不邪淫/不妄語/不飲酒という5つの努力目標)を奉り、命が終わるまで梵行(聖人になるための言動)を心がけ、戒律を破ることはいたしません。」
そして立ち上がり、ブッダに右を見せて周囲を三回廻って(古代インドの礼法)、去っていった。
比丘たちはブッダに言った。
「なんと素晴らしい……バラモンさんの心が晴れて、あんなに喜んで帰っていきました」
ブッダは比丘たちに答えた。
「キミたち、これしきの話であのバラモンさんの悲しみを完全に癒せたなんて思っちゃダメだヨ?
「実はものすごーく昔にネ……閻浮(我々のいるこの大陸)に五人の王様がいてね。その一人は桀貪王って名前だったんだけど。その政治は乱れ、家臣も国民も、王のせいでみんな困っていた。
「それで国内の人々は相談して兵を起こし、剣を執って王に迫ったんだ。
「桀貪王は、いままで自分の政治が不正で人々に施しもせず損害を与えていたことに気づき、『急いで国から出なければ、マジで血を流すことになってまうぞよ……』と大変に恐れ、毛皮の衣を堅くまとい馬車で国を立ち去った。そして、それ以降は草で作った貧しい小屋に住み、自給自足したんだ。
「その後、家臣たちや国民たちは、この王の弟で正しい政治をできて人々を怒らせない性格の、当将という人を王に戴くことにした。」
「桀貪元国王は『弟の当将が王位に就いた』と聞いて、喜んだ。
桀貪元王『あの生真面目な弟なら、おとなしく従えば土地を分けてくれるに違いないぞよ!』
「そこで弟に手紙を送った。
桀貪元王『弟王陛下、臣兄はもう逆らわないので、土地をお分けくださいませぞよ』
「当将王は手紙を読んで兄の境遇に同情し、国を半分に分け、『正しい政治をする』という条件で与えた。
「さて……両国は四年五年、十年二十年三十年四十年五十年、百年二百年と栄えた(注:昔の人はすごく寿命が長かったという設定)。その間は正しい政治をしたけれども、桀貪は再び
桀貪王『弟よ、余にもそっと土地を分けてくださいやがれぞよ』
「と言い出した。当将王は『正しい政治をする』という条件で、今の自分の国の半分をさらに兄に与えると返事した。こんなことが二十回、三十回四十回五十回、さらに百回二百回、ついには五百回もあって、当将王はそのたびに兄に同情して国の半分を与えたんだ。
「しかしそんなことが続いてるうちに桀貪王はムラムラと野心を起こしちゃったんだ。自分の支配する国から兵を起こして、弱体化した弟の国を攻め、降伏させてしまったんだワ。」
親切にしてたらだんだん図に乗ってきて、もっともっとと要求してくる人、よくいますなあ……。
自分がそういうことしてないか、気を付けたいものですが……しかし桀貪王はここではまだそんな反省はしてません。
「元の領土を得ると、彼はさらに野心を起こしちゃった。
桀貪王『兵を起こして一国を攻め落としたんじゃから、二国、三国、四国と攻めないという遠慮なんか必要ないぞよ』
「そして攻め込み勝ち取ってしまった。しかし計四か国を収めるようになると、さらに野心を起こした。
桀貪王『兵を起こして四か国を攻め落としたんじゃから、第五国を攻めないという遠慮なんか必要ないぞよ』
「そして攻め込んで第五国も勝ち取ってしまった。こうして陸地の続く限り、いわゆる海内を隷属させる大陸統一王となって、桀貪王は名前を『大勝王』と変えたんだ。
「さて……神様の帝王である帝釈天(インドラ神)は神界からこれを見ていて、『大勝王が、足ることを知ってる賢人か、それとも際限ない欲望に囚われたアホーか、ひとつ試してみよう』と思った。
「そこで駒夷という名前のバラモンの若者に変身して、ホサボサ髪で金の杖を持ち、金の瓶を手にして宮殿の門に立ち、王に謁見を願った。
「門番は王に言った。
門番『クーイというバラモンが来て、王に謁見を望んでいます』
「王は
大勝王『苦しゅーない! 会ってやろうぞよ』
「と答え、玉座の前に呼んで座らせた。互いに挨拶の言葉を交わしてから、クーイはこう言ったんだ。
駒夷『国王陛下に申し上げます。私ってば海の向こうから来たんですけどが、ある栄えた大国を見ましてね。人民は豊かに暮らし、宝物にあふれていて、攻め取ることは容易です。この国……欲しかったりしますか?』
大勝王『おおーっ! それ、めっちゃ欲しいぞよ!!』
駒夷『では、軍船と兵士を用意してくださいまし。七日後に、弟君の当将様と私とが武将となり、海外の国を攻めようじゃ、あ~りませんか』
「そういってクーイこと実は天の帝王は立ち去った。
「さて約束の日。大勝王は兵を軍船に乗せて待っていた……が、クーイは現れなかった。王は不機嫌になり、足を叩いたりしながら言った。
大勝王『ムッカ~ッ! 余は、自分のものになるはずだった大国を奪われてしもーたも同然ぞよ! こうなったら、約束を破って余に大損害を与えたクーイめを、ひっ捕えずに帰ることはできんぞよッッッ!』
「この時、その場にいた国民の一人が、王の周りを廻って(尊敬の礼法)、王の前に座った。
国民『国王陛下は嘆きに嘆き、イラつきにイラついておられますね。それほど嘆くということは、この偈をご存じないからでしょうか?
国民『
♪心は言葉によって起こされ
念は欲に従って増大するyo
♪そうやって欲しいままに得られて喜ぶことを
いつまでもキリなく願い続けちゃうんだyo』
「しかし、大勝王が
大勝王『……ん? それって、どういう意味ぞよ?』
「と気が付いた時、その国民はすでに立ち去った後で、誰がそれを言ったのかさえわからなくなってしまってた。
大勝王『しかたない……ではこの偈の意味を説明できる奴がいたら、金銭一千枚を与えるとするぞよ!』
「すると、人々の中に鬱多(ウイッタ?)という少年がいて、王に申し上げた。
鬱多『僕、その意味わかります。だけど説明する前に七日ください』
「ウィッタ少年はその七日の間に母親に会いに行ってこう言った。
鬱多『僕は王様のところへ行って、悩みを解決してあげようと思う』
「だが母親はため息をついて
母親『Oh、マイ・サン……あんたバカぁ? ダメでしょ行っちゃ! 帝王の悩みっては燃えさかる火みたいに危険なもので、彼に教えるなんてことは鋭い刀を向けられるように危険なのよ! 近づくことさえ難しいのに、わかってんの?』
鬱多『あー……心配しないで。僕は偈の意味を王様に納得してもらって、ご褒美をもらって帰ってくるからさ。きっとそれで生活が楽になるよ♪』
「さて、ウィッタは王のところへ行って、言った。(注:三段オチのシャレではありません)
鬱多『意味をお伝えに来ました。あの偈はつまり、こう言ってるんです。
鬱多『
♪コントロールしないでほっとくと
次々起こる欲で執着が増すんだyo
喉の乾いた人がスープを飲むように
全世界に満たされるほどの金銀や馬すべて得られてもsa
♪物差しと分度器で計ったような正しい生き方を嫌ってると
日に日に年齢も増し知らず知らずに欲も増してくyo
欲への飢えは毎日のように金山や昇天を
ゲットしていたとしても終わらないのsa
♪もしもまったく欠陥のない正しい行いをしようとせず
欲しいものすべてを得ようとばかりしてればsa
欲から痛みや悩みがどんどん生まれて
欲から遠ざかることを願うという発想さえできなくなるyo
♪でも優れた者は自分に欠陥があると自覚して
離れ難い垂れ流される欲にこだわることを嫌うんだyo
とかく人は回る車輪のように
終わりない欲と拘りが叶えられいことに苦しむんだyo
♪けれど意思を堅く持って欲から去ったなら
心を安寧にできるんだyo
欲への気持ちを完全に満たしたいと思うなら
むしろ欲は捨てなさいna』
「王は思った。
大勝王『なるほど! ……地面が続く限りの地にはすでに余の政治が行き届いており、四海以内のこの大陸で従っていない国はもうない。これだけでも結構やり過ぎなのに、さらに海の向こうの国まで余は欲しがっておった。こんなこと続けてたら確かにキリないぞよ!』
「そして大勝王はウィッタに偈で問いかけた。
大勝王
『
♪少年よ!
欲はとても痛みをもたらすという尊い教えを
もしも八行の偈にして説明できるなら
さらに千枚の金銭を与えちゃうZoyo
♪願わくば余を憐れむと思って
偉い先生(過去の他のブッダ?)の説いたことを
もっと詳しく教えてくれZoyo!』
「ウィッタも偈で応じた。
鬱多『
♪そんなにたくさんの財宝に
値するような偈を僕は知りませんyo
♪ただ、うちの母親と大王様のどちらにも
老後も楽しく暮らしてもらいたくてsa
♪育ててくれた母親と、金銭をくれる王様の(両方の)恩に
報いたいと思って語っただけなんですyo』
「大勝王は
大勝王『そうか……(その偈が遠まわしに何を意味してるのかを)余はわかったぞよ! じゃあ君はこの金銭で、年取ったお母さんに親孝行するとよいぞよ!』
「と、約束の褒美の上にさらに一千枚の金銭を与えたのだった。」
ブッダはここまで話して、比丘たちに言った。
「この大勝王はね、輪廻転生(終わりなき生まれ変わり)を重ねて、今はあの田園の持ち主のバラモンさんになっているんだ。ちなみにウィッタ少年は、やはり何度か転生してこの私になりました♪
「私はあのときまだ未熟で、彼を苦しみから完全に解き放つことはできなかったけど、今回は(八行の偈も作れて)彼をすべての苦しみから完全に断ち、二度と苦しむことのないようにできそうだョ。」
ブッダはこのように、これらの出来事の因縁(原因と結果の関係)と、その意義を説明した。
そして後世の人がこの話を聞いてその意味を学びたいと思った時のためにも八行の偈を作って、後世の人が教訓とできるよう、意味を説明し尽くした教え(義の足りた経=義足経)を長く伝えられるようにした。
「
♪欲によって念(こだわり)が増し
その願いの叶った人は日々喜ぶyo
♪だが欲望が叶ってそれを貪ってるうちに
新しい不満が生じて他人への悪意が生まれちゃうyo
♪欲が叶えられないと毒矢が刺さったように苦しくて
欲しいものからいっそう遠ざかっていくyo
♪でも(欲望という)蛇の頭を踏まないように気を付けて生きれば
瞑想してる間のようにいつも気持ちが楽になるyo
♪土地・作物・財宝・家畜・部下・婦女なんていう
欲望に囚われてのsa
♪愚かな行いは自分を傷め弱くし
恨む気持ちを残すんだze
♪そして船が壊れて浸水するような
際限ない痛みを受けると言われているyo
♪欲から遠ざかり精進をサボることなく
船を向こう岸(悟りの境地)に渡して救われるようにしなさいne」
ブッダがこの義足経(意味を説明し尽くした教え)を説き終わると、比丘たちはみんな喜んだのでした。¥e。