第95話【警告】
前回のあらすじ
与謝野は良い奴
「ちょっと離して!!」
前回、突如消えた与謝野は不良に路地裏に連れ込まれたのだった。
腕を掴まれて離すように伝える与謝野。
「良いじゃねぇかよねえちゃん」
「放してよ!!」
「暴れんなよ」
「・・・離せ」
「お、何だねえちゃん、やるってのか?」
「・・・警告したからな、ボイスレコーダーは起動させている」
ジャケットの裏に入っているボイスレコーダーを見せる与謝野。
「それが何だって言うんだ?」
「後で合意とか過剰防衛とか言われない為の処置だよ」
「は?」
与謝野は自由な方の手でジャケットをまさぐり拳銃を取り出した。
「撃つつもりかよ」
「うん」
ドンッ、と不良の足に向かって拳銃を撃つ与謝野。
「!?いてえええええええええええ!!」
手を放す不良。
「とりあえず救急車は呼んでおいてやるよ、全く・・・油断も隙もあったもんじゃない」
携帯電話で救急車を呼ぶと元居た道を戻る与謝野。
すると夢宮がそこにいた。
「何の音ですか今の・・・」
「不良に絡まれたから銃を撃っただけだよ」
「物騒ですね・・・」
「自衛の為よ、仕方ないわ」
「まぁそうですね、行きましょうか」
また歩き始める二人。
「普通『銃を持っているの?』とか聞き返さないの?」
「銃規制に対して僕は疑問を持っています
世の中危ないのに自衛手段を持てないのは変だと思いますし」
「分かってるねぇ・・・武器を持たないと暴漢にも対処出来ない
怪人・・・には通用するのかな、コレ?」
「怪人には怪人用の武器が有るとかって聞いた事がありますよ・・・
所で猟奇殺人事件の犯人が怪人だったらどうします?」
「勿論、犯人の正体を追求してから警察に通報するわよ」
「通報するんですか?」
「怪人を私人逮捕なんかできないし仕方ないわよ・・・
怪人用の拳銃は民間人には買えないし・・・」
「仕方ないですかね・・・」
「でも犯人は人間だと思うわ」
「推理ですか?」
「いえ、これは女の勘よ」
ハッキリと言ってのける与謝野。
二人はホテルについてそれぞれ別の部屋を取ってチェックインをする事にしたのだが・・・
「申し訳ございません、相部屋でもよろしいでしょうか?」
「・・・・・」
「・・・・・」
相部屋になる夢宮と与謝野。
「一応言っておくけど変な事したら撃つからね☆」
「怖っ!!」
次回【三人目】




