第84話【見えない怪獣】
前回のあらすじ
マスゴミって糞だわ
窓の外を見る一同、外を見ると病院から少し離れたビルが突如崩れ落ちた。
「崩落・・・でしょうか?」
宝城がぽつりと漏らす。
「怪獣に決まっているじゃないですか!!早く逃げましょう!!」
夢宮が叫ぶ。
「病院内に残っている軽傷の患者と我々は病院地下シェルターに一時避難します!!
急いで避難させて!!」
部下に指示を出す氏家。
「病院地下シェルター?」
「ここの病院の地下にもシェルターが有ります、ですが規模が小さいので
病院の患者全員を賄えないのですよ」
「何でそんなに小さいシェルターを作ったんだ!?」
「そんな事私が知るか!!急いで避難して下さい!!」
「カメラマン!!カメラ構えて!!怪獣の映像を取るのよ!!」
宝城がカメラマンに指示を出す、だが
「宝城さん逃げましょう!!」
「何を言っているの!!ここはジャーナリスト根性を見せる時でしょう」
「ふざけんな!!命の方が大事だ!!俺は避難させて貰う!!」
スタッフ達は我先にとシェルターへ走って行った。
「避難指示に従って下さいね!!」
「っ!!」
宝城はカメラを持って外に出た。
「あ、待て!!」
「お巡りさん!!彼女は僕が捕まえて来ます!!」
夢宮が後を追う。
「勝手に・・・君!!私は彼等を追うから後は任せた!!」
「分かりました!!」
氏家は部下に後を任せて二人を追った。
駐車場に出た宝城。
「さて、怪獣は何処だ・・・」
周囲を見渡す宝城。
「ちょっと!!危ないですって!!」
「さっきのバイト君か、悪いけど私はジャーナリズムに命をかけてるのよ
例え死んでも怪獣の姿は納めて見せる!!」
「そのカメラ壊れてますよ!!」
「・・・・・」
カメラを一瞥する宝城、確かにカメラは破損していて使えそうに無かった。
気が動転していたのか、と宝城は黙ってカメラを投げ捨てる。
「・・・・・避難しようか」
「分かってくれて嬉しいです・・・!?何だ!?」
夢宮が叫ぶ。
後ろを振り向く宝城。
「な、何アレ!?」
宝城の目に映ったのは空に浮かぶ瓦礫だった。
瓦礫が投げ飛ばされて中空に有るのでは無く、文字通り浮遊しているのだ。
「超能力!?」
「いや、ワイヤーアクション・・・じゃない!!怪獣でしょう!!」
「超能力怪獣!?」
「見えない怪獣なんでしょう!!早くシェルターへ!!」
次回【夢宮の心情】




