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78はヒーローに非ず  作者: Mr.後困る
6thSEASON
63/416

第62話【蔑視】

前回のあらすじ

心の底の底から軽蔑した

「それで?僕をスカウトとは如何いう事ですか?」

「言葉通りの意味よ、私はこう見えて対怪人のスペシャリストなのよ」

「スペシャリスト?・・・そうは見えませんが・・・」

「貴方は私の何を知っているの?」


勝負を挑み、負けた挙句、権力で勝負の結果を覆した不良の親玉の

現実と小説の区別が付いていない女警部補。

と夢宮は言いたかったが呑み込んだ。


「貴方こそ僕の何を知っている?」

「私の可愛い子分を病院送りにした過剰防衛を行使した容疑者」

「一人に対し集団って囲って負けて過剰防衛だ、と抜かすとはどれだけ面の皮が厚いんだ」

「彼等はまだ子供なのよ」

「僕だって似た様なもんですよ」

「・・・君、歳は?」

「17です」

「高校は?」

「中退ですね」

「何処の高校?」

「流れて来ました、風来坊って奴です」

「人生を捨てるのはまだ早過ぎるわ、警官になって手に職を付けるのは悪い事じゃない」

「その台詞、貴方の子分に言ってやって下さいよ」


立ち上がる夢宮。


「じゃあこれで失礼しますよ」

「待って、警官になるって話は?」

「興味有りませんね、第一貴女が警官のスカウトとか出来るとは思えません」

「馬鹿にしないで対怪人課は激務なのよ、日々人が抜けている・・・

そういう所に優秀な人材を入れる役割も対怪人課の仕事なのよ」

「対怪人のスペシャリストって仰っていましたが

僕、そういうのに興味有って調べているんですよ

色々と名前の有る人は知っていますが、貴女の名前は聞いた事が有りませんし

対怪人課が有るとは聞いてますが大抵の場合、怪人に逃げられているじゃないですか

御話になりませんよ」

「逃げられているだけ・・・何言っているのよ!!私達が戦っているお陰で

アンタ達一般市民が怪人の恐怖から逃れられているじゃない!!」


先日倒した亀の怪人、華夏林を思い出す夢宮。

彼の海の家には警官も良く立ち寄っており海の家付近で起こる華夏林の殺人に関しても知っていた

華夏林は事故として偽装していた為、警官は事故として扱っていた。

事故死や人の手の殺人に偽造する怪人は多い、禍蜻蛉の様な事例も有る。

明確な怪人被害以外にも多くの事故死等が有ればそれを調べるのも寛容だと夢宮は知っている。


怪人に対して警官が役に立つのかは微妙な所である、立ち会えれば警官に分が有るだろうが・・・

と軽蔑しながら小波を見る夢宮。

次回【警察】

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