第59話【チンピラ】
前回のあらすじ
街中を散歩する夢宮
ホテルの外の自動販売機でお茶を買う夢宮。
「よぉ兄ちゃん金貸してくれねぇか?」
チンピラに絡まれる夢宮。
それも何人も居る。
夢宮は黙って自販機を引いて倒した。
「ぎゃ!?」
「てめぇ!!何しやが」
チンピラの一人を掴んで他のチンピラに投げ飛ばす夢宮。
彼の体は怪人と化していなくても高いスペックを持っている様だった。
「くそがぁ!!」
ナイフを手に突っ込んで来るチンピラ。
ナイフを持った手を叩いてナイフを落とす夢宮。
「ナイフか・・・それも悪くないか・・・」
「何言ってんだてめぇ!!」
殴りかかるチンピラを背負い投げして吹き飛ばす。
そして鳴り響く爆音。
「!?」
「くらえええええええええええええええ!!!」
突っ込んで来る違法改造バイク。
だが夢宮は難無く回避し、哀れバイクはチンピラの一人と正面衝突した。
「何だコイツ鬼つえぇ!!逃げろおおおおおおおおお!!!」
散り散りになって逃げていくチンピラ達。
「・・・・・何だ口ほどにも無い・・・」
夢宮は倒した自販機を元通りに戻してホテルに戻った。
自販機を押し倒して倒れていたチンピラは気絶していただけで大事には至らなかった。。
ホテルの自分の取った部屋に戻りシャワーを浴びる夢宮。
暴れた体にシャワーはとても気持ちが良かった。
そしてバスローブを着てベットの上に倒れてどら焼きとお茶を食べ進める夢宮。
「・・・・・?」
食べ進める内に違和感を覚えた。
「栗どら焼きだったのか・・・」
中に栗が入っているどら焼きだったのだ、嫌いでは無いが好きではない
普通のどら焼きの方が好みだったので余計な事だなと夢宮は思った。
嫌いでは無いのでそのまま全て食べきった。
「まぁ思い通りにならないのが人生か・・・」
自分の人生を振り返る夢宮、思えば色々な事が有った。
自分の両親を怪人に殺され、叔父も怪人に殺され、自分も怪人になり
怪人を殺す為に全国を巡り始めていた、大勢の怪人達を殺して行った。
目的が有った者、快楽殺人鬼、自暴自棄、様々なタイプの怪人達が居た。
そこまで考えて、想起する。
自分は何の為に怪人を殺して回っているのか。
復讐の為か、正義の為か、はたまた・・・
そこまで考えた所で睡魔が夢宮を襲い彼は眠りに着いたのだった。
次回【勝負】




