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78はヒーローに非ず  作者: Mr.後困る
3rdSEASON
20/416

第19話【惨劇の序章】

前回のあらすじ

78と名乗る事にした

東雲 安奈はその日、満員電車の中に居た、通勤である。

昨日も一昨日も先週も先月も去年も一昨年も満員電車の中に居た、通勤である。

東雲 安奈は俗にいうキャリアウーマンである、子供も居て仕事も出来る

良い母親であり、良い妻であり良い上司である、だがしかし電車通勤である。

車は維持費か嵩むし都市部では渋滞も多い、電車通勤の方が効率が良いと

判断したのである、子供の将来の為にも貯金をする必要も有るのだ。

そんな彼女が何時もの通り満員電車の中に居ると

何時もと違う事が起きたのだ。


触られている、痴漢である、と彼女は感じ、触った男の手を掴んだ。

どさり、と男はもたれかかって来た。


「ちょっと!!何のつも・・・り・・・」


注意の声が尻すぼみになり、絶叫に変わった。

男が倒れてその後ろには針だらけになって死んでいる男性が

いやよく見てみると倒れた男を見てみると後ろに針で刺された跡が有る。

頭部から全身を刺されて傍目から見ていても絶命しているのが容易に分かる。


『GAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!』


怪人の雄たけびと共に刺された男が倒れる、怪人である。

赤いギラギラした眼をした体中に針が生えたヤマアラシの様な怪人である。

満員電車の中で体中に針が生えた怪人が暴れ回る。


逃げようにも逃げられず、まさに地獄絵図である。


安奈は混乱の中で命を落としたのだった。

安奈だけでは無い同じ車両に居た殆どの人間が命を落としたのだった。


これが後に□□線の惨劇と恐れられる22分間の始まりである。

生き残った人々は二度と電車に乗らないと言うトラウマを負ったと言う。


だがしかし警察も優秀である事件発生から僅か7分後には事件発生を認知し

15分後には現場に到着した、対怪人用銃を装備した特殊部隊10名が5チーム

怪人が恐れられているのは神出鬼没だからであり、現れて消えずに居る怪人等恐れるに足らず

怪人を殺せる技術はとうの昔に開発済みであり

技術が生み出される前から怪人殺しの専門職も中世以前から存在している職業なのだ。


ヤマアラシ怪人は銃弾の嵐によって死に至った、だが話はそれだけで終わらなかったのだが

今回はその話は置いておこう、まずは被害者の証言から語って行くとしよう。

次回【十根川 明美の証言】

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