第128話【何も喋らなくて良い】
前回のあらすじ
高校に向かった六頭
「・・・・・」
自宅で呆然としている根古、 自分の仕出かした事が無意味だし知って呆然としている。
「・・・いや、 こうしている場合じゃない
奨学金が出るんなら、 無理して働く必要は無い
今すぐオーナーなんて止めよう」
外に出ようとする根古。
玄関を開けるとそこには見知った顔が。
「・・・・・葵」
葵が立っていた、 葵は自宅だった家に名義上の父親の首を掴んで中に入った。
「父さん、 何で私を騙したの?」
「が・・・がはっ・・・」
「唯のアルバイト・・・そう聞いたから私は身売りしたんだよ?
でも私がされたのは可笑しな薬品のモルモット
そのせいで私は・・・いや、 別にそれは良いんだよ
別にどうでもいい、 もう終わった事だしお父さんが何を言おうと
お父さんを許せない、 何も喋らなくて良いよお父さん」
首を絞める力を強める葵。
「あ”お”い”・・・待”で・・・」
「何か言いたいの? 良いよ面倒臭い、 何も喋らなくて良いよ
何を言おうと何をしようと抜け出せたら
どうせお父さんを殺そうと思っていたんだよ
ねぇ、 そんなにお父さんはお金が欲しかったの?
娘の私を売って迄? それとも血がつながらない娘は娘じゃない?」
「ぢが・・・う、 お前の将来の・・・」
「それだったら奨学金を使ったりバイトするから無理しなくて良いって
私お父さんに何回も言ったよね? それなのにお父さんは馬鹿みたいに起業しようとして
結果私は身売りするって・・・おかしいよね?」
「じら”な”がっだ!! モルモッドなんで・・・」
「別に知っていようがいまいが関係無いよ、 お父さんは殺す
今まで育ててくれてありがとう、 そして売り飛ばしてくれた事を恨むよ
こんな化け物になってしまったそもそもの原因はお父さん、 貴方だ」
葵は向日葵の怪人に変化する。
「~~~!!!?」
暴れようとする根古だったが、 巨大なひまわりに押し潰されて
床ごと地面の染みとなったのだった。
「・・・・・」
葵は怪人から人間に戻る。
脱衣所に向かって手に着いた血をタオルで拭い。
その後、 手慣れた様子で台所に向かい冷蔵庫から牛乳を取り出すパックのまま飲み干した。
「さて・・・次は興亜の所ね・・・・・」
そう言って飲み干したパックを投げ捨てて堂々と玄関から家から出て行ったのだった。
次回【野次馬】




