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シュルト「はぁっ!!」
怪しげに黒く光る刀がCGの敵を一掃した。
サード「いやぁ、さすがだねぇシュルトは、幼なじみとして鼻が高いよっ」
にかっ、と笑顔を向けてきたのはサード。ガキの頃からの付き合いで幼稚園からこの私立武装高校まで一度も違うクラスになったことがない……。まぁ腐れ縁ってやつだ。女にあまり興味がない俺がいうのもなんだが、かなりの美人だ。スタイル抜群、成績優秀、面倒見がいい等だれもが認める美人だ。まぁうるさいのが玉に瑕だ。
シュルト「そういうお前だってこの前の実技良かったんだってな」
サード「まぁねぇ~……って1位に言われたかないよ!!」
と言ってプロ顔負けのツッコミをいれてきた。これが案外痛いんだよ……。
シュルト「あんなん、余裕で取れるっての。」
その時いきなり肩を組まれ
ジン「その方法を是非っ!!、教えて欲しいな〜」
いきなり肩を組んできたこいつはジン。回復系魔法の生みの親、ニールワの孫。その血のお陰か、今の人間界にこいつに勝る回復系魔法使いはいないだろう。髪をモヒカンにして服は昔の大手企業のヌニケロの服。部屋は古いもので一杯というまぁ古いものを大切にする。悪い奴ではない。
俺が口を開こうとした時、校内緊急アナウンスが流れた。
「地上より奴等が侵入!!」
皆がスピーカーを見つめたままでかたまっている。いち早く気付いたのはサードだった。
サード「皆!! 武器を持って!! 返り討ちにするよっ!!」
こういう時はしっかりしてんだよな……。
現在武器は念じればでてくるようになった。一斉に皆がはっとし武器を取り出し、正門へとむかった。
サード「私達も!!」
シュルト「あぁ!!」
俺が念じると右手に黒い刀が出てくる。
ジン「いくぞ!!」
「「おうっ!!」」
俺等は一直線に目的地のゲートへと向かった。
眠い中書いたんで微妙にマチガイがあるかも……(ーー;)
次回あたりから遂にバトルになりますっ!!