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#1 異世界

何だ、、、ここは。

 どこなんだ、、、ここは。

 周りが、、、見えない。

 しかし、暗いところだ。そして狭い。

再度辺りを見回してみる。すると、一筋の光が差し込み、灯る。

 なんだ、あれ、、、光が、ある。

 おもしろ、そうだ。

 いって、みたい。

光の差す方へ、差す方へと体を進ませる「それ」は機会を手に入れた。何もかもになれる機会を。

 「そうだな。お前は、『サザンカ』だ。君もそれでいいかい?」

 「はい。『サザンカ』、素敵な名前ですね。」



―――――――たんじょうび?ってものがきた。なんなの、それ?と首をかしげる。

 するとおかあさんがおしえてくれた「誕生日って言うのは、自分が生まれた日をお祝いするためのものだって」なんていってるのかぜんぜんわかんない。けどおもしろそう!ぼくもすこしはあるけるようになってきたし、ことば?ってものもしゃべれるようになった。なにかしゃべるとおかあさんがほめてくれる。

 うれしいな。


――――――――四かいめのたんじょう日がきた。まい年この日はぷれぜんとをくれるから、いつもまちどおしくてたまらない。お父さんのしごとを見せてもらった。お父さんのしごとはほんやくか?っていうらしい。お父さんがあたまをかかえてたけど、それいじょうに、楽しそうだった。ぼくもこのしごとやってみたいってお父さんに言ったら、まだ早いって言われちゃった。ざんねん。けど字も少しづつよめるようになってきたし、お母さんがいつもすごいってほめてくれる。とっても楽しい!


――――――――今日は十の誕生日だ。いつもはちょっとだけ厳しい母さんも、とても優しい。やっぱり、誕生日は楽しい。未だに将来は翻訳家になりたいと思っているが、像がない。これじゃだめだ。もっと頑張らないと、翻訳家なんて夢のまた夢になっちゃうからね。そう言えば父さんの翻訳はフリーらしい。それ経営厳しくない?と、父さんに言ったら、現実逃避も大切だと言って、天を仰いでた。

面白。


  ―――――今日は十四の誕生日だ。誕生日は一年に一回だけといえどあまり実感はあまりないものだと、最近気づいた。この世界には、こんなものただの欲しいものをくれるだけの、ちょっと特別な一日に過ぎない。母さんも父さんも馬鹿じゃないのかなと思いつつ。そして最近学校のテストで点数が下がってきたからと言って、塾に入れさせられた。塾はスパルタだし、全然内容が頭に入ってこないし、何を言ってるのかわからない外国語のリスニングを、苦手だからと言って、たくさんやらせてくる。文法とか、筆記とかなら結構ちゃんとできるだけどな。本当にリスニングだけはずっとできない。どうにかならないかな。

 本当に嫌いになりそう、、、

数学とかもあんまりだけど、あれは勉強してないだけだから大丈夫。本当にそれだけなのにうちの母さん厳しすぎない?本当に。今日は、色々本を買ってくれたから、今日は満足。また明日。


 ―――――今日も学校だ。学校はずっと同じことの繰り返しでつまらない。なんか面白いこと起きないかな。

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