夜明けは星の泉で　〜アストレアの星蝕と祈りの巫女〜

十七歳の誕生日の夜、少女の運命の歯車が廻り始める──

その日、赤い星が天を裂いた。
星蝕（せいしょく）──それは、オルティス大陸に古くから伝わる厄災の兆し。

星の巫女の血を継ぐ王女ルナリアは、護衛の青年サイードと、幼馴染の騎士アレクシスと共に、世界を揺るがす運命へと巻き込まれてゆく。

絆と葛藤、祈りと決意が交錯する中で、
少女はもう、「祈るだけ」ではいられなくなる──

命を懸けても、守りたいものがある。
愛と決意が交差する、星と祈りの幻想譚。

◇ 主従と信頼を軸に描いた物語です。恋愛要素はほんのり、静かに香る程度。
◇ 全31話完結済、初作品です。