私にできること
私はもはや、苦笑いで返すしかなかった。
「あ、はは...」
もはや、どう言葉を返していいかすら、分からなかった。頭の中で何が正解なのか考えていると、結月のどこか寂しそうな表情が目に入る
「結月?」
「...」
無言のまま俯いて、右手中指を左手人差し指に絡めている
...
今の私にできること
「すみませーん!」
私はテーブルの下から戻り、店員を呼ぶ
「はい、いかがなさいましたか?」
「ゴールデンチョコバナナパフェ生クリームマシマシチョコ2つお願いします」
「はい、かしこまりました」
店員は機械的な口調でそう言うと、そのまま厨房の方へと向かった
「ちょっと、私そんなに食べれないよ…」
落ち込んだ顔のまま結月が少し焦るような口調で言った
「だめ!食べなさい」
怒るような口調で返した
「なんで…」
「落ち込んでる時は甘いモノを食べるに限る!」
私は腕を組んだ
「うぐぅ…胃もたれが…」
なんとか食べ終わったが、思ってた以上に量が多く、食べ終わる頃には胃がパンパンとなっていた
「大丈夫?」
心配される側であるはずの結月に心配される始末
「なんとか、ゆづは大丈夫そうだね」
そう、あんなに量が多かったのに全然辛そうな顔をしてない
「なんか、思ってたより食べれたし、それに…」
「ん?」
「ちょっと気分が楽になった」
結月が私に向かって少し笑う。それを見て、なんだか私も少し安心した気がする




