52/65
取り繕って
…結月、本当に変わったな
私は彼女が女の子になったことをずっと受け入れられてるように振る舞ってきたが、正直モヤモヤした気持ちがずっとある
私は結月が男の子だった頃から話をする中だった。主に優の愚痴である。あいつはだらしがないとか、今日は僕が助けなかったら大変なことになってたとか…
私に素の自分を見せてくれるのが嬉しかった
そしてある時
「優に…彼女ができたらしい」
カフェのテーブルの上で腕組みをしながらどこか寂しそうな表情で言う結月。私もびっくりした。あの男に彼女ができたのだ
でも、それと同時に、私はチャンスだと思ってしまう自分もいた。今、結月は幼なじみを失いかけてて落ち込んでいる。ここで、私が支えてあげれば…そんなことを考えていた
でも、結局うまくはいかなかった。優が彼女に浮気されたことで状況が変わってしまった。そして
1週間ぶりに会った時、そこには非力そうな少女へと姿を変えた結月がいた




