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TS娘でも恋しちゃう!?  作者: 宮島485


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新しい匂いってどんな匂いですか?

新しい始まりの匂いがする。なんて感じの匂いが俺みたいな人間に分かるわけがない。

とにかく、新学期だ。あの出来事から1週間ほどが経過した。俺と結月は、変わらない日常を…送っているわけではない。

あの出来事以来、実を言うと結月と一度も話すことができていないのである。おかしい、全て丸く収まったはずなのに…何か、気に触ることを言ってしまったのだろうか


俺はそんなことを考えながら、虹咲さんと学校に向かう。ちなみにこの子は今も俺の家に居候している。実家に戻る気はないそうだ。まあかといってずっと住まれてもお母さんが困るだろうし、この問題もできることなら解決してあげたい。はあ、やることが山積みだ。悩んでる時間が惜しい…



悩んでる時間…か。まあ、あの頃に比べたらこんな問題大分マシなのだろうか


「ね、ねえ優」


体調壊してそうなレベルの真っ青な顔で俺に話しかける


「大丈夫?虹咲さん」


「登校するの、怖い...うぐっ」


その場に倒れ込む虹咲さん。俺はとっさに駆け寄って背中をさする


「あらこの感じだと学校行くの難しそうね。今日はもう休んでいいのよ?」


お母さんが桶とタオルを持ってきた


「そうだな、この状態で行ってもいいことなんて何もない。今日はゆっくり家で休んでろ」


そう言いながら俺は虹咲さんをゆっくり持ち上げ、部屋のベッドに寝かせた


「優…ごめん…」


申し訳なさそうな顔で力無い手で握られる


「大丈夫だ、これくらい。じゃ、行ってくる」


「うん、行ってらっしゃい」


微笑みながら見送る虹咲さんに俺は笑みを返しながら部屋を出た

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