遊ぼう!
夏休みとなり、学校という牢獄から解放された俺たちだったが、早速結月の誘いで遊びに行くことになった
「ほんと急だねぇ」
「まあ私、フットワーク軽い方だし」
「じゃなきゃ女の子になろうなんて思わないだろうしな」
「そういうこと」
結月が笑いながら返す。それにしても
「なんか、今日めっちゃおしゃれだね」
白いワンピース、頭にはリボンをつけている。この間の時よりおしゃれなファッションだった。
「あ、やっぱそう!?これおばあちゃんの人がくれたんだよね」
「へ〜、てかおばあちゃんの人は結月が女の子になったことなんて言ってるの?」
「めちゃくちゃ喜んでたよ」
「え、なんで」
「私の従兄弟、男しかいないんだよね。だから、女の子の孫ができた〜って」
「ああ〜」
それは喜ぶわ。中身は元男だけど
そんなこんなでスカイタワーの下についた俺たち。夏休みだからなのか、めちゃくちゃ人が多かった
「うわぁやっぱ人多いね」
「これじゃあ上には上れなさそうだな」
「うう…上りたかったのに」
結月が悲しむ。それならもっと早く言って予約すればいいのに
「仕方ない。回れる範囲で回ろうぜ」
「そうだね」
とりあえず、今いる場所から一番近かった広場に向かった
「わー噴水がある!」
「あちょっと」
俺の静止を無視して結月が噴水の中へ入っていく
「あはは〜」
地面から噴き上げる水をうまく避けながら優雅に踊る。その姿はまるでプロのダンサーのようだった
「ほら、優も来てよ!」
噴水の水が止まると同時に結月が俺に手を伸ばす。俺は噴水の中に入る
シュー
「ブハッ!?」
入った瞬間、水の塊が俺の顎を殴った




