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いつかの君との帰り道
クラスごとで帰る時間に多少差があるからなぁ…あいつと一緒に帰れるかは分からない。できれば一緒に帰りたいんだが。
そんな事を考えながら靴を履いて玄関から外へ出た。
「あ!いたいた!一緒に帰ろうよ!」
そんな声が遠くから聞こえていた。
「友達と帰ってなかったのか?」
「友達はもうとっくに帰っちゃっててさぁ。でも一人で帰るのやじゃん?だから待ってた。」
「そうか。僕も同じだ。」
「君友達いないじゃん。」
「軽く攻撃性高い言葉を吐いてくるな…そこそこちゃんと傷付く…」
「あはwごめんごめん!」
さらりとなびく長い髪。こっちまで楽しくさせてくれる笑い声。
「本当」
いろんな意味でも
「もうやめろよ。そういうの。」
顔が赤くなってしまいそうだから。
こんにちは、おはようございます、もしくはこんばんは。秋餅と申します。初めてちゃんとした恋愛要素…?表現…?入れたかな。あまり自信はないですが、温かい目で見守って欲しいです。それでは、さようなら。