勧誘!
「はああああああ!?貴族様が俺を勧誘!?」
現在、僕は少年を勧誘中だ。
男たちは、ゴブ助が衛兵に突き出しに行った。
「いやいや、それはありがたいんですけど…そのぉ、私は…スラムの平和を守りたいわけでして…」
「もう、貴族だからって無理して敬語使わなくていいよ」
少年は、敬語を上手く使えないのかたどたどしい。
「そ、そう言うならわかった」
「よしっ」
「その、俺はスラムで平和を守りたいんだ。だから、あんたからの勧誘はありがたいが、お断りさせていただく」
ふむ、瞳の奥に強い意思を感じる。
何を持って彼がそんなことを言っているのかは不明だが、彼も彼なりに考えているのだろう。
「分かった。今日の所は諦める」
「今日?」
「残念だったな、坊主。大将は、欲しい人材だと思ったら、何がなんでも自分の元に居させたがるんだ。まぁ、頑張るんだな」
その通り。
僕は、前世から特殊な者への興味が人一倍強い。
「いや、いつ来ても無駄だよ。俺は忙しいんだ!じゃあな!!」
そういって少年は、僕たちから離れていった。
「・・・あっ。名前聞くの忘れた・・・」
「まぁ、そのうちどこかで会えるでしょう」
「そうだね、なんか近いうちに会えそうな気がする」
僕達は、少年が見えなくなるまで見送った後で、金髪の少女に向き合った。
「それで?君は、どうしてこんなところに?見たところ何処かの貴族みたいだけど…」
「え…、そ、それは…」
金髪の少女は、口ごもってしまう。
(ふむ。何か聞いちゃいけない事情とかあるのかな?)
「ああ!?なるほど。君も今回の10歳の生誕祭前祝いに呼ばれたの?」
「え?」
これは、若干の演技臭さも感じるが、なかなかのナイスフォローだろ。
約2名から視線を感じるが、女の子もこれに乗ってきてくれたら…
「そ、そうなんです!!親とはぐれてしまい…いつの間にかこんなところに迷い込んでしまって…」
「おぉー、それはなんと困ったことだ。僕が、大通りまで案内しますよ!!」
ふむ、これでなんとかいったろ。
しゅんちゃん達からの、「この2人何してるんだ」感は否めないが、これでいい。
貴族は色々面倒臭いのだ。
あまり、深く関わり合わない方がいい。
それから、僕達は、少女を大通りまで連れていった。
「そういえば、名前ってなんて言うの?僕は、レンって言うけど…」
「えっ…と、……ルーキって言います…」
(あっ…、絶対嘘だ)
「へ、へぇー…ルーキさんですね。僕も、聖誕祭前祝いに呼ばれてるから、会場で会えるといいね」
「そうですね。ぜひ、その時は仲良くしてください」
僕達が、核心をつかないよう演技をしていると、向こうの方から騎士がこちらに向かって歩いてきた。
「あっ、迎えが来たみたいですね。では、僕はこの辺で。帰るよ、ゴブ助、しゅんちゃん」
「ええ。この度は、ありがとうございました」
「じぁあねー」
一瞬の内に、僕は転移でホテルの部屋に帰ってきた。
あのまま、あそこにいたら拉致容疑で捕まるかもしれないしね。
さてっ、明後日は遂に僕たちの生誕祭前祝いだ。
今回は、アカさんがいないため、自力で貴族の名前などを覚えないといけない…
(まぁ、うじうじしてても仕方がない。僕は天才なんだ!なるようになるさ!!)
【応援よろしくお願いします!】
「面白かった!」
「続きが気になる、読みたい!」
「レンはこの後一体どうなるのっ……!?」
と思ったら
下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。
面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!
ブックマークもいただけると本当にうれしいです。
何卒よろしくお願いいたします。





