ボス戦開幕!!
トムさんたちがギガントスタージャルフに突撃してから10分。
僕は、セルヴァさんに守られながら全自動結界弾でジャルフ達を攻撃している。
トムさんたちはと言うと、開始早々サモナージャルフを倒したマッジョルさんがトムさんと合流して、ギガントスタージャルフに攻撃している。
トムさんが基本相手をして、奇襲の形でマッジョルさんが攻撃する作戦のようだ。
(それにしてもマッジョルさん凄かったな。一瞬で、敵のところに行ってパンチ1発で沈めるんだもんなぁ)
マッジョルさんは、開戦1分もしないうちにサモナージャルフの元までたどり着き、腰を低く構えた次の瞬間、サモナージャルフの前にマッジョルさんが現れ、一瞬の内に弾け飛んでいった。
「坊っちゃま。気を抜かないで。サモナージャルフが死んだとはいえ、上位種はまだまだいるんですから」
「は、はーい」
しかし、そろそろ僕も飽きてきた。
流石に、トムさんの方もあと少しで終わる雰囲気を醸し出しているし、ここ数十分結界魔法を守ることにしか使用してないのだ。
単純作業になりつつあり、端的に言ってつらい。
「妖精魔法:悪意のイタズラ。見てください、坊っちゃま。マッジョル達の方も最終局面みたいですよ?」
そう言われて、マッジョルさんたちの方を見ると、何やらマッジョルさんの背後に大きな黒い盾と斧のオーラが現れていた。
※※※※※※※※※※
時は少し遡る。
そこには、ギガントスタージャルフを相手に、拮抗している2人の老人がいた。
「おいマッジョル。そろそろ決着付けんか?グラナータ家の裏庭が大変じゃ。それに、わしの体力もそろそろ限界に来ておる。」
「トムもですか。私も賛成です。これ以上、私の敬愛するオニピローエ様の屋敷を荒らされたくはありません。それに私も久々に零式解放を使ったので、限界が早めに来そうです」
「あっはははは。あの【微笑みの冷静執事】と呼ばれておった男がのお。歳はとりたくないなぁ。ガハハハハハハ」
どうやら、2人とも意見は同じようだ。
「で、どうする?」
「ここは、1つセルヴァに敵の隙を作ってもらい、そこを私とトムで叩くのはどうですか?」
「それはありだなっと、よいしょ」
ガキィーーン!
話している間にもギガントスタージャルフは攻撃の手を緩めない。
トムはパッと、セルヴァの方を見ると、OKと手で大きく示していた。
流石は、セルヴァ。
会話を聞いていたらしい。
それから、数分今までと同じようにギカントスタージャルフに攻撃を仕掛けていた2人だが突然ギガントスタージャルフがいコケたことで、一気に攻勢に出る。
「よっしゃあーー!ナイスタイミング、セルヴァ!最後畳み掛けるぞ、マッジョル」
「分かりました」
トムは、敵に向かいながら、自分の中にある武器に集中した。
すると、背後に大きな黒い盾と斧が現れた。
「これ使うのも、久々じゃな。武器解放」
トムが唱えると背後にあった武器たちが一斉に粉々になり、大きな黒龍のオーラとなって、トムの右腕にまとわりついた
「ふぅ、それじゃあ決着じゃ。覚悟せい、バケモン」
トムは、足に黒龍を纏い、一瞬の内に起き上がったギガントスタージャルフの腹の下まで移動し、そのまま腰を下げ腕に黒龍を纏った。
「くらえ!幻黒龍拳・滅」
黒龍と一緒に放たれたアッパーは、ギガントスタージャルフの腹に見事に命中。
ギカントスタージャルフは、声もあげることが出来ず空中に一直線に上がって行った。
さらに、その先には白いオーラを纏って回転しているマッジョルがいた。
「大車輪かかと落とし・一仙」
上空に上昇するギガントスタージャルフの頭目掛けて打たれたかかと落としは、ギガントスタージャルフを強烈な勢いで地面に叩きつけた。
「ガフッ」
それでも流石と言うべきかこれだけのダメージをくらいながら、ギガントスタージャルフはまだ生きていた。
しかし、今ここには攻撃できる人がもういない。
トムは、武器解放を使ったことで、完全に戦う力を失い、マッジョルも仙氣を使いすぎたため一時的に動けなくなっている。
「ガァァァァ!!」
ギガントスタージャルフは、自分をここまで傷つけたことに怒り、勢いよく立ち上がり、目の前に寝ているトム目掛けて噛み付こうとした。
そこに一閃遠くから、白く輝く1本の弓が放たれてきた。
「仙風一射:凪」
セルヴァから放たれた弓矢は、ギガントスタージャルフの眉間に突き刺さり、一切の音を鳴らすことなく体を通って貫通した。
バタンッ
「やったぁぁぁぁぁ!!」
「すげぇぇ!!あの邪獣を倒したぞ」
「なんだあの人たち、凄すぎる!!」
「ふぅ、何とか倒すことが出来たな」
「えぇ。最後のセルヴァの一撃には助かりました」
「これで、あとは残った上位種だけか…まぁ、セルヴァに任せておけば大丈夫だろ」
「そうですね。あれっ?急に静かになりましたね」
トムとマッジョルが話していると、突然周りがシーーンと聞こえるほどの静寂に包まれた。
「あぁん?どうしたんだ急に。もっと騒げよ、ガハハハハハッ!?」
「トム、どうしたんですか?急にッ!?」
トムとマッジョルが見た先には、黒い獣人に腹を突き破られているセルヴァの姿があった。
【応援よろしくお願いします!】
「面白かった!」
「続きが気になる、読みたい!」
「レンたちはこの後一体どうなるのっ……!?」
と思ったら
下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。
面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!
ブックマークもいただけると本当にうれしいです。
何卒よろしくお願いいたします。





