番外編 キャラプロフィール
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【名前】フェルミ
【年齢】不詳
【人物イメージ】周りに振り回されやすい、わりと優しげな青年
【身長】170
【髪色】赤茶
【髪型補足】ぼさぼさと無造作に切り揃えている
【眼の色】赤茶
【性格】自分で思っているよりも他人へ甘くて優しい
【服装】中世風作業服で、舐められぬように動物の毛皮を身に纏っている
【説明】
そこそこ有名な薬種商。幼い頃に溺れかけたトラウマから、人の命に対しての価値観が拗れている。領主の毒殺という大罪を犯して、お目付け役のハルエッドと共に最前線の町ヤーゾンへ派遣された。
ハルエッドのことは、流石に相棒ではなくとも、気のおけない仲間だと考えていて、傍からは苛烈な言い合いをしていても、彼らにとっては冗談を交わしてじゃれているだけである。
ルティネスのことは、工房に転がり込んで居候した挙げ句、白熊の毒で騙されたが、それなりに彼女のことを大切に想っており、しかし、僅かに芽生えている恋心には気付いていない。女子共との交流が少なかったが故か、ちょろすぎる。
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【名前】ハルエッド
【年齢】不詳
【人物イメージ】ひょうきんなへらへらお兄さん
【身長】170
【髪色】くすんだ黒色
【髪型補足】少し長く、左右に流している
【眼の色】黒
【性格】へらへらしていて、観察眼が鋭い
【服装】フェルミと同じ
【説明】
間延びした口調の持ち主。フェルミのお目付け役としてヤーゾンへ派遣されたが、そんな任なんて関係なく、日に日に遊郭へ出かけて遊んでいる。目付きが鋭いフェルミよりも人当たりがよいため、それなりに遊女からは好まれている。
フェルミのことは、家族が元々いなかったためか、内心では弟あたりだと思っている。よく二人で酒を飲むが、薬種商として肝臓が共に強いため簡単には酔えず、酒代が馬鹿にならないことも多い。
ルティネスのことは、どうやらフェルミに対して恋心を抱いているらしく、彼女を応援しようと考えている。
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【名前】ウル・ルティネス
【年齢】16ぐらい
【人物イメージ】少し気が弱い王道ヒロイン
【身長】160
【髪色】純白
【髪型補足】かなり長く、全て背中側に流している
【眼の色】黄色
【性格】どこか庇護欲を掻き立てるか弱さ
【服装】ちょっと違和感がある町娘。頭に手拭いを巻いている
【説明】
元々は流浪の民であり、獣の耳を持っているために、教会の教えでは異端に当たる少女。フェルミの工房を尋ねるにあたり、獣の耳は手拭いを頭に巻いて隠している。作中では語られていないが、ヤーゾンの町にいるのは一族に売られたからであり、気が弱いのはそのせいでもある。
フェルミのことは、怪しすぎる自分を居候として認めてくれたため、彼自身が思っているよりも優しいと考えている。裏切りを簡単に許してくれたから、罪悪感もあるが、その裏には僅かな恋心が存在している。
ハルエッドのことは、どこか女誑しの面があると思っているが、フェルミよりも女心を理解してくれる優しい人物だと感じている。が、それが遊女相手に培われたのを知ると、軽く引いた。
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最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。これにて本作は終了です。




