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あいつと私との闘い
あいつを正しく認識してからは、寝る間も惜しみ毎日毎日闘いの日々。
バイトのシフトも減らした。
バイトなどやっている暇はなかったのだ。
時間と焦りが私の恐怖心を更に煽る。
しかし、あいつが怯んでくる頃、私はそいつの隙を見逃さなかった。
それと同時に私は恐怖心に勝ち、それまでのあいつの態度から怒りも湧いてくる。
こんなやつがいなければ、今頃YouTube見放題で一日中ゴロゴロできていたのに…!!!!!
こんなのすぐにぶっ倒してまたあの楽園を手に入れるんだっ!!!!!
そのニヤニヤした顔が涙で濡れるのを見るのが楽しみだなぁ!!
私の勢いは止まらなくなる。
あいつを攻略できるのが嬉しくて嬉しくて止まらない。
ついに、長い戦いの末、あいつを倒すことができた。
夜の6時から朝の7時頃まで、その時間約13時間。
睡眠不足と体力の限界から、私は力尽きたようにベッドへ転げ込んだ。