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えっ、思ったよりあいつやばくね…?
私があいつと出会ったのは、大学2年生のこと。
それまで楽しく呑気にダラダラ過ごしていた大学生活に終止符をうってきた。
始めのうちは、あいつに対する恐怖心は無く、それ以上に家にずっといられることがうれしかった。
呑気にさらに磨きがかかり、一日中YouTubeとTwitterの往復。
なんて素敵な生活なのだろう!
しかしそんな生活も長くは続かなかった。
授業が始まり一週間がたつと、あいつがひょっこり顔を出し、私のことをニヤニヤと嬉しそうに眺めている。
なんだ…っこいつは一体何なんだ…?
初めての経験だった。あんな目を向けられたのは。
対処方法がわからない…
どう立ち向かえばいいのだ??
私にこれを倒すことはできるのか???
残されたのは、絶望と恐怖と後悔であった。