表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/6

『さようなら、なんて言わないで』に始まり、『記憶は消えてゆくものだから、切ないほどに愛しいんだね』に終わる物語

診断メーカーの【例えばそんな物語ったー】様より、『さようなら、なんて言わないで』に始まり、『記憶は消えてゆくものだから、切ないほどに愛しいんだね』に終わる物語

https://shindanmaker.com/803237‬

「さよなら、なんて言わないで。」‬



 そう私は伝えたのだけれど。彼は苦笑いしながら私の頭を撫でて、ついぞ言葉を撤回することはなかった。‬

 彼と出会った時、私は街角の隅で泣いていた。その時も大丈夫ですか、と尋ねてくれて傍に居てくれた。それからなんとなく、一緒に居ることが増えたのだけれど、彼は何故か名前を教えてくれることはなかった。いつも街角で待っていれば逢えるから、あまり気にしていなかったけれども。‬

 でも、こんなのあんまりだ。急に明日からは此処に来ないからさよなら、なんて一方的に言うなんて。引き止めたけれど、彼は静かに苦笑いするばかりで。どうしたらいいか分からなくなってしまった──。‬



 ***



 彼女には伝えていない、僕が病気に侵されていることを。でもそれでいい。酷い男がいたのだと、そう記憶が薄れていけば、彼女はきっと幸せにたどり着けるから。たぶん、きっとそれは、愛おしいほどに切ない甘い痛みなのかもしれなかった。‬



「記憶は消えてゆくものだから、切ないほどに愛しいんだね」‬

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ