『学校』『見知らぬ人』『宇宙戦争』
診断メーカーの【あなたの書く小説のお題だしてみたー】様より、『学校』『見知らぬ人』『宇宙戦争』
https://shindanmaker.com/150203
「えー、我々が諸君に求めることは──。」
何なんだ、というのが最初の感想。なんだそれ、というのがその次の感想。その次の次は、……色々思いが浮かんでは消えたので覚えてない。ただわかるのは、意味がわからないっていうことだ。どうしてこうなった。
事の始まりは、数時間前。普通に学校で授業を受けていただけなのだ。そうしたら急に目が開けてられないくらいの眩しい光と、天変地異かと思わず思うほどの大きな地震のような揺れがあった。次の瞬間には王座みたいなところにクラスの皆と先生と、ふんぞり返ってるどう考えても人外なオッサンが居た。そして、ワレワレハ宇宙人デアルをリアルにやられているという訳である。正しくは、我々は君たちが言うところの宇宙人である、だったけど。
偉そうなオッサン曰く、君たちの言うところの火星人と水星人は水と油のような関係であるらしいとか、地球人の力が必要であるとか、能力は後ほど脳に書き込むから安心して欲しいとか。正直理解が及ばない。
というかオッサンの話を聞く限り火星人と水星人だけの話にとどまらないんだが、宇宙大戦争でもおっ始める気なんだろうか。
思わず身震いした俺を、興味深そうに見詰める視線があったとかなかったとか。