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傾国の料理人  作者: デューク東郷平八郎
3/3

3話

戦争が起こった

それからどうなったかだってまぁそんなに焦るなよ




まだ料理は要るか?




ほぼ満腹?




じゃあデザートを持ってくるからちと待ちな




ほらプリンだ




流石にデザートは専門外だから近くの店から買ってきたがな




牢屋行きの後だっけ?




そうだな




当然の様に隣国とは戦争になったよ




そりゃあ悲惨な物だった




隣国の兵士は王が飯を食えないから戦争を起こすと言われて呆れてたはずだ




うちの国は攻められてるから迎え撃つしかない




戦場で死んでいく兵士が憐れでしかなかった




確かに戦争の引き金になった俺が悪いのもあるが穏便に済ます方法は無かったのか?




死んでいった兵士にはいくら謝っても足りない




戦争は隣国が負けたよ




当たり前だ




理由が馬鹿らしすぎる




隣国の兵士は途中で逃げてた




そしてうちの国王により隣国王家は処刑され隣国はうちの国の領土になった




そして俺は牢屋から出されて宮廷料理人に戻された




それで終われば良かったんだがそう簡単には終わらなかった




元隣国の民が反乱を起こした



国王が兵士を動かして鎮圧したんだが兵士、元隣国民に甚大な被害が出た




そして兵士達によるクーデターが起こり国王一家の首が飛んだ




俺はクーデターのどさくさに紛れ助けに来た師匠と一緒に逃げた




クーデター政府と隣国民との内戦が始まり師匠と俺は転々と居場所を変えてた




その際に戦災孤児になってた女の子を可哀想だからと拾って一緒に逃げながら生活してたんだ




勿論料理を教えながらだよ




あぁ心配するなよ




普通の家庭で食う料理程度にだから




そして内戦もとある理由で終わったのは16年前




理由は知ってるだろ?




お前さんの住んでる国が攻めてきてうちの国も隣国もお前さんの国に吸収された




政治もしっかりしてるしこれで良いと思ってる




結果だけを言えば俺の料理は元隣国と元うちの国を無くしてしまった傾国の料理と言う訳だ




ちなみに俺はもう料理は作ってない




今日の料理は娘の料理だ




普通に旨かったろ




そんで確認するけどお前さんは傾国の料理を学びたいか?




というか料理を学ぶのはうちの娘と一緒に居る方便じゃないのか?




本当の事言ってみ




怒んないよ?




多分




お、お義父さん




娘さんを私に下さい




誰がお義父さんじゃあ




なんてね




娘も結婚したいと思ってるんだろ?




良いよ




でも幸せにしなきゃ傾国の料理食わすぞ




ありがとうございます




絶対幸せにしてみせます




泣かせたら傾国の料理食わせて追い出すからな

実は親父への挨拶だった

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