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傾国の料理人  作者: デューク東郷平八郎
2/3

2話

中編

待たせたな




さっきとはまた違う料理を作ってきたから冷めない内に食いな




それで話の続きだな




本当に聞きたいか?




早く聞かせろ?




わかったから落ち着け




確か一人前になったの後だな




師匠も少しずつ俺にメインを任せてくれる様になった




でも師匠メインで作った同じ料理の方が旨い




俺はまだまだ未熟者だ




しかし師匠と同じ料理が出せないのは悔しい




師匠と俺の違いはなんだ?




料理を作りながら師匠の動きを良く観察した




朧気ながら何かがわかり始めてきた時に師匠が宮廷料理人を引退すると宣言した




俺は驚いた




現役バリバリで腕も落ちてないのに早すぎると説得するも師匠の意思は固かった




俺はかなり落ち込んだよ




そんな俺に師匠が一言




料理は怖い




その時の俺はその意味をまだわからなかった




師匠が引退した為に料理を俺メインで作る様になり5年




漸く師匠と同じレベルの料理が作れる様になる




俺はこれからが本番と腕を磨き5年




師匠に自身の腕を越えたと太鼓判を押してもらった




そしてある事件が起きた




我が国に隣国の国王一家が来訪




晩餐会が開かれた




当然俺がメインで料理の腕を振るう




隣国王一家から絶賛されて晩餐会は終了




次の日の朝に隣国王一家は帰って行った




晩餐会から約1ヶ月後なぜか隣国が宣戦布告を我が国にしてきた




理由がわからない




とにかくいつ攻めてくるかわからないから用心だけはする事にした




宣戦布告後1ヶ月で戦争に向けて国内も慌ただしくなり食材も減ってきた




隣国から定期的に輸入してた香辛料なんて壊滅的




国内産もない訳では無いが質が落ちるし量も少ない




国王の食事も香辛料が少なくなり味が落ちた




どうしようもないが




隣国王家から国王に向けて1通の手紙が届く




そして何故か俺に国王から召喚命令が下る




国王に謁見すると手紙の内容の一件を伝えられる




まず俺を引き渡せば攻め込まないし輸出も正常化するとの事




全くもって意味がわからない




なんで俺?




手紙にはもう一件あり宣戦布告の理由が書いてあるとの事




その内容はなんと晩餐会以降どんな料理も口に入れた瞬間不味くて吐いてしまう




今は無理矢理飲み込んで腹に入れてるがこのままだと頭が狂いそうだとの事らしい




俺の料理はそこまで旨くなってたのか?




というか国王も既にこうなってるのか?




俺が隣国に行けば我が国が隣国に攻め込む




行かなければ隣国は当然攻め込んで来る




どうすれば良いのか?




まさか師匠が言ってたのはこの事か?




旨すぎる料理は人を狂わせるし料理で人を殺せる




あり得ないが実際に起きてしまっている




怖くなった俺は逃げ出したかったが国王により城の牢屋へ監禁される




監禁中は国王の食事は俺の部下が作った様だが口に入れた瞬間吐いてしまうらしい





最高の料理とはある意味では毒なのかも知れない

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