前へ目次 5/5 アネクドート 3 追放直前の稲谷防衛大臣が自民党の査問委員会に呼び出された。 査問委員がごった返すロビーのなかで、稲谷防衛大臣は外套を手にもってどこか掛けるところは無いかと探していた。 ある査問委員の秘書が稲谷防衛大臣に声をかけた。 「稲谷防衛大臣、私が探しましょうか?」 稲谷防衛大臣は言った。 「いえ、結構です。ところで私は二つのものを探しているのです。 どこか外套を掛けるところと・・・立派な愛国者をね。 どうやら、二つともここにはないようね。」