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28話 反省と盗視

 

 あれから、倒したのは良かったけど限界突破と自心制御を解除したおかげでかなりの負担が一度にきて滅茶苦茶大変だった。


 一応、奴隷の少女が襲われないように馬車に運びなおして外から敵が侵入しないようにツタで縛ってから解除したけどね。


 

 それでも絶対安全とは言えないけど仕方なかった。



 そこから解除したらもう、地獄のような痛みとストレスがやってきた。


 

 臓器や脳なんてないはずなのに胃から物がどっと出てきて吐き、体を滅茶苦茶に捻じ曲げられ、強烈な頭痛が襲い、目の前がもう真っ暗ではなく極彩色にキラキラと光っていた。



 それ以外にも色々あったと思うけどもう色々すぎてよくは思い出せない。



 聖水ってアンデッドにとっては本当にやばいものなんだね⋯⋯。


 

 日光が、最初の時はかなりきついけどどうにか意識を保てるっていう感じだったから意識は保てるかと思ってたけどそんなもんじゃなかった。



 もう、限界突破と自心制御でやっと意識を保てる程度だった。


 もしこの二つのスキルがなかったら絶対発狂してた。


 というか、発狂死する、たぶん。



 とまぁ地獄のような経験をしたわけだね。



 一応油断していたってわけじゃないけど、相手の実力を見る部分がまだまだだね。


 

 戦闘経験もだけど。



 まぁそれは両方とも時間がかかる問題だし今はいいか。



 そんな事より、目の前の問題だ。



 奴隷の少女だ。


 今はかなり疲れているのか、寝ているけど起きた時にどうするかが問題だ。



 今のボクの姿じゃ絶対に怖がらせてしまう。


 だって黒い霧みたいなやつだよ?


 それが起きたら急にそんなのが話しかけてくるんだよ?



 怖がるにきまってるじゃん!!


ボクだってビクッとするよ!!



 ⋯⋯ハァ、本当にどうしよう。


 ていうか、何で助ける前に考えなかったんだろう。



 本当に馬鹿だよね。


 ⋯⋯普通に異世界転移とかだったら人だから怖がられないかもしれないのに。



 人型に、なりたいなぁ⋯⋯。



 《 ◎▼*%&の干渉を確認。擬人化を獲得しました 》



 ⋯⋯。


 ⋯⋯。


 ⋯⋯。



 ⋯⋯うん、良かった。



 それだけにしよう。


 絶対に誰かがボクのこと盗視してるけど、分からないんじゃどうしようもないし。


 別に、今のところなんかボクを助けてくれてるし、うん。



 さっきも助けてもらったしね。



 ⋯⋯それに、なんか不思議と悪い感じがしないしね。



 

















 ⋯⋯盗視されるのは嫌だけどね、うん。

 一応、書いておくと主人公が「もしこの二つのスキルがなかったら絶対発狂してた」と言ってますが、常人や普通のアンデッドならあっても発狂死してます。つまり、主人公は普通じゃないってことです。


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