17話 ウルル
さて、じゃあステータスを確認するかな。
名前 なし
種族 集魂霧
LV 1
HP56/56
MP98/98
物攻17
物防16
魔攻24
魔防18
速15
固有スキル
【復讐者】
魂統合
不死者
霊体
スキル
無属性魔法2(new)
闇魔法3(new)
瘴気魔法5(new)
魔力感知4(new)
瘴気感知8(new)
魔力操作5(new)
瘴気操作6(new)
HP自動回復7(new)
瘴気無効1(new)
精神耐性7(new)
孤独耐性3(new)
苦痛耐性2(new)
光耐性1(new)
自心制御3(new)
高速演算3(new)
限界突破3(new)
鑑定
言語理解
狂気(new)
属性:瘴気(new)
称号
異世界の魂
複数の魂を持つ者
歪んだ正義(new)
復讐者(new)
努力家(new)
瘴気無効⋯瘴気を無効化する。
孤独耐性⋯孤独に対する耐性。
苦痛耐性⋯苦痛に対する耐性。
光耐性⋯光に対する耐性。
努力家⋯努力を惜しまない者。成長補正。
一人で頑張ってきた割には結構成長しているんではないだろうか。
レベルこそ上がっていないが、スキルはかなり習得できたしスキルレベルも上げることが出来た。
瘴気耐性なんか10まで上げて上位スキルか何かになったらしいし。
MPも最初のころの1.5倍以上に増えた。
分からないが、かなり弱い方の魔物なら倒せるんじゃないだろうか。
ちょうど、森も出るし腕試しに魔物を狩るのがいいかもしれないね。
スキルは多いけど戦闘経験とかないから油断はできないけど。
でも、楽しそうだ。
このまま順調にいけば復讐も決して夢物語ではなくなる。
そして、敵を倒していけばさらに強くなりさらに復讐へと一歩近づけるのだ。
それがうれしい。
たのしい。
⋯⋯そういえば、関係ないけどボクには名前がなかったね。
別になくてもいいと思うけど、ボクという存在は不安定だ。
どこが不安定かっていうとたくさんの記憶、魂が集まって出来たからなんというかこれが自分、というのが不安定なのだ。
それで、どうにかならないかなぁって考えていたけれど、今おもいついたこの方法ならいける気がする。
とはいえそれには何の確証もない。
けどこうするべきだと何故かわかるんだよね。
ボクってこういう本能的なものをあまり信じてなかったけど何故かうまくいく気がするっていう確信があるんだよね。
となれば有言実行。
結界から出る前にやろうか。
魔力を込める。
全身の魔力を集結させる。
そして、誰もいない場所で世界に宣言する。
「ボクの名前は【復讐者】からとってウルル。ウルルだ!!」
それは、たった一人の宣言。
しかし、確実に効果はあった。
周りの瘴気の一部が彼の体に吸収された。
《 ⋯⋯特殊な状況下での名付けを確認。スキ⋯⋯エラーが発生しました 》
《 再調整します。⋯⋯エラー⋯⋯再調整⋯⋯エラー⋯⋯再調整⋯⋯エラー⋯⋯再調整⋯⋯エラー⋯⋯再調整⋯⋯エラー⋯⋯再調整⋯⋯エラー⋯⋯再調整⋯⋯エラー⋯⋯再調整⋯⋯エラー⋯⋯再調整⋯⋯エラー⋯⋯再調整⋯⋯エラー⋯⋯再調整⋯⋯エラー⋯⋯再調整⋯⋯エラー⋯⋯再調整⋯⋯エラー⋯⋯再調整⋯⋯エラー⋯⋯再調整⋯⋯エラー⋯⋯再調整⋯⋯成功⋯⋯ 》
《 名称をウルルに変更します 》
《 称号 ネームドモンスター を獲得 》
《 属性:瘴気 が変化します 》
《 属性:怨呪 を習得しました 》
《 怨呪魔法 を習得しました 》
《 闇魔法・瘴気魔法 は 怨呪魔法 に統合しました 》
《 ◎▼*%&の干渉を確認。◇★¥#を獲得しました 》
《 この情報は隠蔽されます 》
そんなアナウンスを聞きながらボクは魔力不足のせいか眠りにつくのであった。
そして、これが後に恐れられることになるだろう復讐者ウルルの誕生である。
やっと、一章完結!!ここら辺で人物紹介的なものを入れた方がいいんですかね?それは置いとくとして、やっと瘴気ばっかりのところから脱出します!!二章はちゃんと人出ます。戦闘シーンもあります。もしかしたら、ヒロイン候補も出てくるかも!?(←そもそもヒロインの名前さえ決めていないけど⋯⋯きっと、これが投稿されるときには決まってるはず!!⋯⋯たぶん)




