14話 瘴気操作
いつもいつも同じことを言っている気がするけどとにかく三日くらい経った。
といっても今回は特に何もしていない。
ひたすら休憩していた。
あのままじゃ流石に壊れそうだ。
強くなるために体や心を壊しては意味がないし。
何事も程々が大切だ。
まぁ、あの壊れそうになるほどの訓練?が程々かと言われれば疑問だけど⋯⋯。
それはともかくあれから三日休んだことで精神も肉体も回復した。
次やるのは瘴気属性の魔法⋯⋯と言いたいのだが辺り一帯に瘴気があるので使ってもよくわからなくなってしまうなので、どうしたものかと悩んでいた。
そこで、前自分で魔力と瘴気は似ているというのを言っていたのを思い出して思いついた。
ボクは魔力感知を習得した後に魔法操作を習得した。
なら、瘴気感知があるなら瘴気操作というスキルもあるのでは?と思ったのだ。
幸い、属性:瘴気というスキルもある。
だったらたぶんそういうスキルがあるなら習得できるだろう。
早速始めるけど⋯⋯まぁ今回は休憩をちゃんと入れながらやろう⋯⋯。
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あの後は属性:瘴気や瘴気感知のおかげなのか今までよりも早く目当てだったスキル、瘴気操作を得ることが出来た。
また何度もあの地獄を何度も味わうことになるのか⋯⋯と思っていたのでスキルを習得できた時はかなり安堵した。
やはりというべきか魔力操作と瘴気操作は似ていた。
全く一緒というわけではないが、それでも操作する感覚は似ている。
やはり、魔力と瘴気は似たものなのかもしれない。
閑話休題。
とにかく、瘴気操作を得ることが出来たので、一部から瘴気をなくしたり瘴気を一つに纏めることが出来るようになった。
試しに瘴気を一塊にして骨の一部に当ててみたら、それまで瘴気に耐えていたはずが一瞬で消え去ってしまった。
死の瘴気とやらを更に濃縮したものなので当然といえば当然なのかもしれないが体がびくっとして少し動けなくなった。
本当なら自分に瘴気をまとめたものを当てて耐性を習得しようと思っていたが流石にやめておいた。
ボクも骨みたいに消滅なんてしたら笑えないからね⋯⋯。
感想などあったら送ってくれると嬉しいです。




