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13話 ストレスと痛み

 あの後、特に何かあったわけでもなく、瘴気感知を習得した。


 しかも想定外のスキルが手に入ったりレベルが上がったりした。


 

 と、これだけだ聞けば全然いいように聞こえるけど、実際はかなりの重労働だった。



 瘴気感知を習得するために休みもせずやっていたので、その後、自心制御を解除したときはかなり辛かった。



 それを五回も繰り返したのだ。


 もう、今は何もする気が起きないくらいだ。



 瘴気の感知は魔力の感知と似たような物だったけど、スキルの習得はなかなかできず、ずっと感知しっぱなしだった。



 でも、スキルがなくても感知は一応出来ていたので周りの瘴気全てを感知してしまい脳の処理が追い付かず頭が焼き切れそうになるのを自心制御で無理やり火事場の馬鹿力のようなものを引き出して行った。



 そしてまた【復讐者】がその精神的?なダメージを力に変換したらしく、高速演算と限界突破を習得することが出来た。



 高速演算⋯脳内での演算処理を高速化する。


 限界突破⋯自らの限界を突破させる。使用後、突破した分だけの痛みが伴う。



 この二つは非常に有難かった。


 このスキル二つがあっても脳が悲鳴を上げていたからね。


 常人じゃ絶対に耐えられない。


 というか死ぬ。



 瘴気感知の習得中どんどんHPが減っていって0になったことも多かった。  



 普通はそこで死ぬけど不死者のスキルによって死ぬことはなかった。


 そして、なぜかHPが0になるたびに瘴気耐性のレベルが上がり、もう8レベルまでいった。



 10になったらスキルが変わったりするんだろうか?



 小説だとそういうのはお決まりのようなものだけど。



 あ、あと重要なこと忘れてた。


 そのHPが毎回下がっていくのにも【復讐者】が発動してHP自動回復という非常に有難いスキルを得ることが出来た。



 HP自動回復⋯HPを自動で回復させる。



 不死者でHPが0になっても死なないらしいけど絶対に死なないとは書かれていないし、HPが0になると予測ではあるがさっき話したように瘴気耐性が上がるのでもしかしたらHPには瘴気から身を防ぐ役割があるのかもしれないのだ。



 そして、もしかしたらボクの弱点の光からも守ってくれるかもしれない。



 あと⋯⋯いやもう考えることが出来るのも終わりだ。


 実は先程から自心制御の残り時間で考察をしていて最後の解除はされていないのだ。


 今も限界突破の痛みが来ていて体が悲鳴をあげているが自心制御で脳はそう感じないようにしている。



 

 次は絶対に休もう⋯⋯と思いながらボクはそれを少しでも感じないように眠りにつくのだった。

 


 

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