始まり
出発日明朝05:00
(Wizard 03.Taik off.)
「Roger.Wizard 03 taik off.」
今日でこの駐屯地ともおさらばだと思い内地に訓練に行くと思っていた。
だが、そこは日本海とオホーツク海沿岸部に位置する駐屯地に連れて行かれた。
途中まで、味方援護機が居たが、神奈川県を離れると戻った。
(This is Wizard06.稲葉一尉、聞こえますか?)
「This is Wizard 03.あぁ、結構だこったい。それと、来客だがどうする?」
以前は偵察だけだったが、爆撃編隊を描き東京圏に向かって行く。
(交戦は出来る限り避けて、急ぎましょう。)
「了解だ。東京第一師団に連絡を入れよう・・・」
と言ったその時
(敵、上空約1000!!突っ込んで来ます!!)
「This is Wizard 03.これより対空戦闘とする。防衛モード切り替え、attack02への移行。」
返信が無かった。
「聞こえてるのか聞こえて無いのやら」
上空に雲と普通の光景だった。
「かかった!!」
20mmバルカン砲が火を吹いた。
操縦席にはパイロットが居て日と指し指を動かせば人を殺せる。
その軽い作業で人は死ぬ。だが殺らなければ自分が死ぬ。この瞬間に本当に恐ろしいのは、戦争でも、現実でもない。人が一番怖いのだと自分は思った。
「後方に二機か・・・」
逃げられないと思った瞬間、上空3000mの地点から戦闘機が急降下を開始した。
今度こそ御仕舞いだと思った。
すると
「おまたせ」
と無線が入った。
上空の二機は20mmバルカン砲を2期一気に火を吹きそして、撃ち落とした
「This is Wizard 03.貴官の救援を感謝します。」
(This is attack33-B.ようこそ我が航空隊へ)